保育園日記

お彼岸と草取り

[平成17年9月23日]

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今日は秋分の日。そう、秋のお彼岸のお中日です。

お墓参りに行きましたか?それとも3連休で家族旅行かな? 連休を利用して家族で旅行など楽しい思い出を作るのは素敵なことです。

でも、お彼岸のような昔からある「お墓参り週間」をきちんと意識し、 子ども達と一緒に先祖供養を実践することもとても大切です。

「いのちを大切にする」というのは、 今生きているいのちだけを大切にするのではありません。 自分のいのちを大切にするのと同じように、 亡くなったたくさんの先祖のいのちをも一緒に大切にするのです。 目に見えない先祖のいのちを感じることで、子ども達は いのちのつながりやその深さ、不思議さを学んでいきます。 そしてその経験を積み重ねて、自然にいのちの大切を知るのだと思います。

これは大人が意識して伝えなければならないことです。 お墓参りは、形を通じてさりげなく子ども達にいのちの大切さを伝える とても良い機会です。 面倒くさがらず、楽しい家族イベントの一つとしてぜひお墓参りをしてください。

さて、今月中旬から年長さんと年中さんは朝の落ち葉拾いをしています。 先日は、くだんの草むらの草取りも行いました。 なかなか抜けない草に挑戦した年中のKちゃんは 「これは大変!おばあさんを呼ぼう!!」と言って、友達に協力要請。 草取りをしながら、楽しそうに劇遊びをしていました。

年長さんは、さすがにタケノコ堀りやじゃがいも堀りで鍛えた腕。 もくもくと草を抜き、ついでに虫捕り、どんぐり集めと大忙しいです。 たちまち園庭はきれいになりました。 朝の風は涼しく、秋を感じながら、同時に たくさん蚊に食われながらの1日のスタートでした!

あ、そうだ。知ってますか? 「草取り」から「く」を取ると、残りは「さとり」です。(笑) お坊さんの修行の第一歩は、草取りを含むいわゆる「掃除」なわけですが、 草取りが「苦」でなくなると、そこにあるのは「悟り」の境地なのかもしれません。 家に草が無い人は、お墓参りで墓地の草取りをしましょう!

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