保育園日記

養護と教育

[平成18年11月1日]

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先日、滋賀県のある保育所を見学してきました。 すばらしい保育園でした。勉強になりました。

子どもを見ると、親のことがある程度知れるのと一緒で、 保育園の園児を見ると、その園の日々の保育を ある程度知ることができます。 「あ、良い保育をしているな」とすぐに感じる場合もあれば、 どんなに立派なことを言っていても、 子どもの様子から「こりゃ、ダメだな」と感じてしまうような 園まで、色々あるわけです。 (自分の園のことは一応棚に上げておきます。笑)

で、今回見学させていただいた園はとても良い感じでした。 何しろ子どもが落ち着いているんです。 一人一人挨拶もきちんとできるし、みんな明るくて穏やかでした。 園長先生をはじめ、先生方も皆とても感じが良かった。 園内全体がのんびりゆったりしている感じがしました。 もともとキリスト教の教会が母体となって設置されたらしいのですが 宗教行事はクリスマス以外ほとんど無いそうです。 ただしクリスマスは結構本格的にやるようで、 キャンドルサービスでの礼拝やキリストの生誕劇などを しているとのことでした。

教育の柱はモンテッソーリで、 午前中は自由遊び、年長年中はお昼寝が無く、 午後は課題遊びをしているようです。

「モンテッソーリ教育をしている」と謳っている園で 良いなあと感じるところはこれまであまりなかったのですが (それは恐らくその園がモンテッソーリ教育をどのように 理解しているかによるのだと思いますが) ここの保育園はとっても良かったですね。

自由遊びのやり方ですが、 各部屋を目的別に分けて使用します。 お仕事の部屋、ゲームの部屋、歌の部屋、絵本の部屋、 工作の部屋、それから園庭の外遊び、などなど。 子ども達は好きなところに好きなだけ参加して遊びます。 ただし、ただ好き勝手にやらせているという訳ではなく 各遊びに必ず先生が関わり、かなり教育的配慮がされて いるように感じました。

教育と養護が一体になった、しっかりした理念で 保育を行っているという印象を受けました。 うちもそんな風になれるといいのですが…。

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