保育園日記

虫とり

[平成28年8月18日]

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夕方、園庭で赤トンボを追いかける年長児。

 

 

お盆が終わり、8月もあっという間に後半に突入です。朝、子供達にせがまれてトンボをたくさん捕まえてやりました。トンボは素早く動くものに反応する習性がありますので、捕まえようと焦って動いてはいけません。木の枝などに止まっているところを後ろからそーっと近づいて、二本指で羽を挟んでやれば簡単に捕まえることができます。

 

 

どの子もトンボが欲しくて次々と発見しては「先生、あそこ!」と注文してきますが、実際に捕まえて持たせてやると、ビリビリ暴れるのが怖くて手放してしまう子も。何ごとも経験ですね。ちなみに大きいトンボは噛まれるとかなり痛いので要注意です。私が小学生の頃は、どの虫は捕まえる時にどこを掴めばいいかとか、どの虫は噛まれると痛いとか、臭いとか(笑)、そういう知識が頭の中にぎっしり詰まっていた気がしますが、今ってどうなのかな。

 

 

今こうして大人になって子供と一緒に虫とりをしていると、あの頃に指先で感じていた虫の動き、感触、匂いなどがフワーッと蘇ってきます。虫のかっこよさに対する憧れ、動きに対する興味や関心、そして捕まえる時の若干の怖さと、うまく捕まえられた時の喜び、死んでしまった時の悲しさや殺してしまった時の罪悪感。それらがさざ波のように全身に蘇ります。虫とりって、子供にとっては五感をフルに使った大冒険だったのだということを、今更ながらに実感します。

 

 

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保育園にいる間に、子供達になるべくたくさんのリアルな体験をさせてあげたいです。

 

 

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