保育園日記

林のかくれんぼ

[平成29年11月24日]

22日、年長の林遊び「林のかくれんぼ大会」をしました。

 

さて問題。この画像の中に子供が何人いるでしょうか?!

 

 

こんなところにも隠れています。

 

 

朝、部屋を覗くと服装がみんな黒っぽい。迷彩柄の服で登園してきた子もいました。親子で考えてくれたのでしょう。子供達も、今までのかくれんぼ遊びの積み重ねから、自然の中でどんな色が目立ちにくいのかをしっかり認識しています。

 

 

こんな衣装や

 

 

こんなお面まで!

 

 

林のサークルに集まってみると帽子の緑がちょっと目立ちます。でも、これは緑で葉っぱと同じだからいい、という子供達の判断のようです。その感覚が、また子供らしくてかわいいところでもあります。

 

 

配色が素敵。

 

 

林の色にかなり同化しています。

 

 

手ぶれで残念ですが、近くにいても気づかないくらい同化しちゃってます!

 

 

鬼は30秒数えて…。

 

 

落ち葉の中にだって隠れることができます。

 

 

という感じで何回もかくれんぼをして遊びました!

 

私も隠れて、最後まで見つからずに勝ちました。そうしたら、男の子が私に向かって笑顔で一言。「園長先生、ナイス!」

 

最初の問題の答えは「3人」です。(^^)

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

溜まった落ち葉が、こんなに綺麗な色をしているのです。

 

 

ひとしきり遊んだ後は

 

 

落ち葉を集めて帰ります。

 

 

午後は園庭で焼き芋大会。

 

 

焼けました。

 

 

焚き火を囲んで1日の活動の振り返りをしていると、

 

 

なぜか3歳児(青帽子)も一緒にサークルに座って話を聞き、拍手をしたりしています。笑)この自由でほのぼのとした空気が良い感じ。さらに左隅のストライダーの子は4歳。これまたじっとそばで活動を眺めています。こうやって彼らも色んなことを感じたり学んだりしているのでしょう。

 

ちなみに関係ない話ですが、うちは昼寝に関して全園児個別対応となっており、幼児クラスでは午後の時間に起きて遊んでいる子が結構います。これは、以前大学の教授や他園の園長達と昼寝の研究会に参加して勉強してきた私達の結論です。子供によっては3歳頃から昼寝が必要なくなってきます。昼寝をせずに1日をしっかり過ごせるようになった子に無理やり昼寝をさせると、生活リズムが乱れます。また強制的な昼寝は脳の発達や健康にもあまり良くないようです。なので家庭と相談し、昼寝の必要がなくなった子は昼寝をやめているのです。午後の年長児の活動に3・4歳の子がなんとなく自由に参加しているのには、こういう背景があるのです。

 

 

 

穏やかな楽しい1日でした。落ち葉が積もる林や境内で思いっきりかくれんぼを楽しみ、焚き火を囲んで焼き芋を食べながら雑談する。そんな子供達の様子を見ていたら、なんだか昔の時代にタイムスリップしたような気分になりました。素朴だけどとても豊かな時間でした。こういうことって今の時代やりたくてもなかなかできません。妙福寺の子供達は、幸せです。

 

秋の色探しから始まった今回の年長の活動。落ち葉の色を楽しみ、形や感触を楽しみ、そこから制作が始まり、最後はそれらをまとってかくれんぼをするという形に発展していきました。子供達は感性を存分に働かせ、また体を目一杯使って隠れたり鬼になったり。そして最後は落ち葉で美味しい焼き芋を焼いて食べました。これがまた、次の遊びへと自然につながっていくことでしょう。

 

秋が深まった11月の、心も体も温まる林遊びでした。

 

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