保育園日記

ハサミムシ

[平成29年12月19日]

プール前のシロツメクサの花壇。枠に使用している木が朽ちてボロボロになっているので「新しい木に取り替えたらいいんじゃない?」と、年長男子が組み直し作業をしてくれました。

 

 

ゴリラのまちから良い感じの木を選んできて、

 

 

良い感じに並べてくれています。なかなかセンス良し。

 

でも実はこの花壇、来春には他所へ移動する予定です。ここはいつもシロツメクサが長持ちしないのです。両側にあるカツラの木の影響かな?と思っています。カツラはある物質を出して自分の木の下に他の植物が生えないようにする力を持っているのです。アレロパシーと言います。シロツメクサはそれにやられているのではないかと推測。

 

 

どかした朽ち木の下で、何やらうごめく生き物を発見。

 

 

これです。ハサミムシ。結構大きめ。数匹いました。

 

意外にもほとんどの子がこの虫の名前を知りませんでした。ありゃ、 そうだったっけか?。年中も年長も「園長先生、これなに?!」「怖い!やだ。」と騒いでいます。「お尻にハサミがあるからハサミムシっていうんだよ。」と教えてあげました。

 

ハサミムシは噛んだり刺したりしませんし、ハサミに挟まれても痛くありません。だから全然怖くない虫です。でもこのハサミがちょっと強そうに見えますし、ツヤツヤのボディがクネクネ動くので気持ち悪さも十分です。子供からはわりと怖がられる虫ですね。私は子供の頃から結構好きでしたけど。

 

なので捕まえて、何人かの子の手に乗せてあげました。(^^)

 

 

こちらは年長テラス前の花壇。これもボロくなっていたので数日前から作り直していたのですが、枠の枕木をカスガイで固定したら子供が集まってきて自然に遊びが始まりました。「ドーンじゃんけんぽい」です。お互いによくルールを守りながら、しばらく遊んでいました。その間、作業は中断。

 

 

今日は幼児クラスの体操指導もありました。逆上がりの練習。一人でスイスイできる子もいれば、まだ全くできない子もいます。まあ、逆上がりってのは小学生になってもなかなか難しいものですからね。鉄棒を自分の足でハサミムシみたいに挟んでいる子もいました。笑)

 

逆上がりができなくても別に何も問題はないと思いますが、体全体の筋力や能力が順調に育てば年中後半あたりからできる子はできるようになります。腕の力やバランス感覚、体のコントロール能力次第。今の子はその辺がなかなか育っていないことが多いです…。日頃の遊びを通して、子供達の体の様々な力を全体的に育てていかなければいけないな、と思っています。

 

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