保育園日記

砂を味わう

[令和1年10月27日]

2歳クラス、この日(23日)は先生が砂について詳しく話を聞かせてくれています。しっかりと集中して話に耳を傾ける子供達です。(^^)

 

 

ふるいにかけたサラサラの砂を、一人ずつ手のひらに振りかけてもらいます。「冷たい」「気持ちいい」など様々な感想が子供達の口から自然にこぼれます。

 

 

手のひらで味わったり、手の甲で味わったり…。サラサラだけでなくツブツブの砂も乗せてみます。

 

 

「気持ちいいねー!」

 

 

満足そうです。

 

そりゃそうですよ、とにかく砂って気持ちがいいんですもん!

 

こうやってサラサラとツブツブを存分に味わった後、自由な遊びが始まりました。

 

 

砂の滑り台。流れていく砂や、下に溜まる砂をじっくりと見つめています。

 

 

何度も何度も、何度も何度も、何度も何度も、とにかく何度も。繰り返し繰り返し流して眺めます。

 

 

流れ、音、形。砂が子供達の五感を豊かに刺激します。

 

 

こちらも何やら真剣。

 

 

白い砂つぶを拾い集めているのでした。指先を上手に使い一粒一粒、黙々と。そして時々耳元でカップを揺らします。カラカラ…って、とてもいい音がするんです。

 

 

小さな宝石。この日の彼女のお気に入り。ずっとずーっと、黙々と。

 

 

こちらは何でしょう?

 

 

スタンプ模様を、黙々と楽しんでいる模様。

 

 

 

 

 

 

いろんな砂の遊びが、あちこちで繰り広げられました。

 

子供達は年齢を問わずみんな砂遊びが大好き。ままごと、型はめ、穴掘り…。でもこの日はいつもと少し違う展開に。もっと深く砂を感じさせたいという担任の思いが、いつもとは違う遊びの導入を生み出しました。担任が誘う砂の不思議な世界に導かれ、子供達は感覚を研ぎ澄ませて砂を味わいました。その後の遊びはいつも以上の集中です。園庭のただの砂も、視点を変えるととても豊かな自然遊びの教材へと変化するのです。

 

五感をフルに使って、砂の魅力を堪能した2歳さんでした。

 

 

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午前中の遊びが終わって給食の時間が近づいてきました。一人の男の子がまだ遊び足りないのか、消防車に乗って遊んでいます。時々担任が声をかけますが、なかなかお部屋へ入ろうとしません。しばらくすると担任が笑顔で近づいてきて、地面に四角を描き「オラーイ」と言いながらピピーピピーと笛を吹き始めました。

 

 

すると男の子はその笛の合図に合わせて消防車をバックさせ、四角の中に上手に消防車を止めました。

 

 

どうやらこれ、車庫だったみたいです。上手に車庫入れを終えた男の子は、満足そうな表情でお部屋へと帰って行きました。

 

 

こういうの、好きだな…。なんか、いい保育園。(^^)

 

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