保育目標

保育目標

子どもは豊かに伸びていく可能性をうちに秘めています。子ども達が、現在を最もよく生き望ましい未来を創り出す力を自分自身の中に培うこと、そのことを保育の目標にしています。

 

感謝の気持ちを持てる子

仏教の教えに基づき、命の大切さを知り、人、物への感謝の気持ちを持てる子に育てよう

 

私たちが今ここで「人」として生きていることはなんと珍しいことでしょうか。様々な命の中でたまたま人として生まれ、諸行無常の世の中で今を生きています。人は一人ひとり皆特別な存在で、毎日の一つ一つがすべて特別な出会いや出来事の連続なのです。その重さを感じ「ありがたい」と感謝していくこと。それが妙福寺保育園の人間教育の基本です。良いことも悪いことも、ありがとうなのです。

助け合う子

集団での活動を大切にし、互いに協力し、助け合う子に育てよう

 

人は一人で生きることができません。生まれた時からいつも誰かの力を借りて、大なり小なり人に迷惑をかけて生きています。その積み重ねが今の自分なのです。様々な縁によって生かされていることに気づけば、どんな出会いもかけがえのない大切なものであることがわかります。だから互いに協力し助け合うことが大切なのです。そしてそれは自分自身を大切にすることにもつながります。まわりはすべて自分自身の一部だからです。反省と感謝の心を忘れずに、いつも助け合える子に育って欲しいと思います。

明るい子

「健全な心は健全な体に宿る」をモットーに、体力づくりに励み、のびのびとした明るい子に育てよう

 

すべては生きていることによって始まりますから、体の健康を意識し体力作りに励むことはとても大切です。そして体の健康は心の健康の基礎になります。体と心が健康であれば人は自然に明るく素直になり、その存在はまわりの人たちを照らすあたたかな光となっていきます。丈夫な体と明るく素直な心。体も心も伸び伸びと真っ直ぐに育ってほしいと願っています。

 

保育方針

愛情

保育は養護(生命の維持、情緒の安定)と教育(発達の援助)が一体となったものです。乳幼児期の子どもにとって毎日の一瞬一瞬が生活であり、同時に学びと成長の礎です。園は子どもが大人との深い信頼関係の中で安全にかつ安心して過ごすことのできる環境を整えます。そして、日々の様々な活動を通して豊かな感性を育み成長していくための支援をします。

子供がのびのびと遊ぶには、それを見守る大人との十分な信頼関係が必要です。信頼という感情は、相手によって受け入れられ、受け止められ、認められることで育まれていきます。大人からの深い愛情に包まれることで、子供は大人を信頼し、心身を安定させ、自ら毎日を充実させていくことができるようになります。保育園はまず子ども一人ひとりを等しく深い愛情を持ってつつみ、何よりも子供が安心して過ごせる環境を整えます。

基本的生活習慣

挨拶や身だしなみ、食事の仕方など、保育園は子供達が基本的生活習慣を身につける場です。生活のけじめや大切な習慣を、毎日の繰り返しの中で丁寧に積み重ね、身につけさせていきます。

また、園生活は集団生活です。そこでは約束事や他者への思いやり、協力などがとても大切です。保育園は一人一人を大切にしながら集団での活動を大切にし、社会生活の基礎を身につけさせていきます。

子どもが子どもらしく育つために

子どもらしくとはどういうことでしょう。それは、驚き、発見、喜び、感動、悔しさ、悲しさ、怒りなどの感情にまっすぐ素直だということではないでしょうか。それにはその子の気持ちをありのまま受け止め、共感し寄り添ってくれる大人が必要です。私たちはいつもそういう大人でありたいと願っています。子どもは元来色々なことに興味があります。これは何?あれは何?と、答えるのが面倒になるほど何でも質問してきます。思ったことをすぐに質問し、その答えを聞いたり探したりしながら、物事を学び、気づき、興味を広げるのです。子どもの思いを丁寧に拾い、それを広げ深めていくことが保育者の大切な仕事です。妙福寺保育園には、広い園庭、境内、林など、これ以上ないほどの豊かな環境が整っています。子どもが主体的に遊ぶために、私たちは環境を整える努力を惜しみません。子どもの興味や関心に寄り添い共感しながら、それを豊かな成長発達につなげていくための環境を全力で整えていきます。

感謝と祈り

人は誰でも安らかに生きていきたいと願っています。その願いが、生きるための教えや祈りを形作ってきました。それが「宗教」と呼ばれるものです。仏教は、人がどう生きるべきかを説いた教えです。本園はお寺の保育園として、仏教の心を大切にしています。人間はわがままです。だからいつも反省の心を忘れず自分自身を見つめていかなければなりません。寺は自己を磨く修行の場であり、同時に祈りの場です。様々な出会いに支えられ生きていることに感謝し、皆が共に安らかに歩ける道を自ら実践していくこと。それが本園の仏教保育の実践であり、私たちの祈りです。

 

仏教保育の願い

布 施ふせ  他のために励もう
持 戒じかい  決まりをよく守ろう
忍 辱にんにく  がまん強くやりとげよう
精 進しょうじん  常に努力しよう
禅 定ぜんじょう  いつも気持を落ち着けよう
智 慧ちえ  ものごとを正しくみよう

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