こんにちは。妙福寺保育園園長の戸田了達です。

すべての子は、ほとけの子

 昭和30年、「子ども達に豊かな教育環境を!」という願いのもと妙福寺保育園が産声を上げました。近隣に幼稚園も保育園もほとんど無い時代、寺の本堂の一部を保育室として、園児12名、保育士2名で始まりました。60年経った今、地域も社会状況も、そして園も寺も大きく変わりました。しかし妙福寺保育園の創始の願いは変わらずに受け継がれ、現代においてその役割はますます重要性を帯びてきているように思います。

 私たちは、すべての子を「ほとけの子」と考えています。「仏様からお預かりした大切な子」という意味です。ご両親からお預かりした尊い命に対する責任はもちろんですが、同時に仏様からお預かりした大切な子であると考えた時、その子らを一体どのように導くのか、責任の重大さに思いを致さずにいられなくなります。仏様から信頼され責任を持ってお預かりしたかけがえのない子ども達ですから、立派に育て、自信を持って仏様にお返ししよう、そんな気持ちで毎日の保育に取り組んでいます。

 本園の保育目標には

 1)感謝の気持ちを持てる子

 2)助け合う子

 3)明るい子

という3つの大きな柱があります。豊かな心の根っこは感謝です。たくさんの命や力に支えられて自分がここにいる、そんな大きな感謝の念があってこそ人の心は豊かになることができるのだと思います。本園では「朝の祈り」や「食事の祈り」などにはじまる日々の生活の規律の中で、さりげなく、でも確かな形で子ども達に感謝の心を根付かせています。明るくのびのびと、助け合う心を忘れずに、いつも何事にも感謝の気持ちを持てる子になって欲しい。それが妙福寺の子ども達への願いです。

 緑豊かな広い園庭に、134名の子ども達の明るい笑顔が溢れています。ぜひ一度遊びにいらしてください。お待ちしています!

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