保育園日記

お遊戯会明け

[令和2年12月7日]

あっという間に12月、しかもあっという間に第2週です。

 

 

お遊戯会明けの月曜日、境内を散歩する4歳児。

 

 

「園長先生、何撮ってるの?」と聞きながらカメラの先を見上げた女の子が「うわっ!きれ〜〜!」と感嘆の声をあげました。モミジの紅葉が、ちょうど陽の光に当たって透明に輝いていたのです。そばにいた別の子も「きれいだな〜」とため息をつきながらしばらく見上げていました。

 

今年は境内の木々の色づきがイマイチで残念に思っていたのですが、これを見たらさすがに気分が上がりました。

 

子供はいつも下ばかり見て歩いていますから頭のすぐ上にすごくきれいな紅葉があっても意外と気づかないのかも知れません。でも、気づいたらこうやって一緒にため息をつくことができます。4歳児の感性に乾杯。自然の美しさを子供たちと共有し愛でることができるって幸せだな〜と、しみじみ思いました。

 

 

林の入り口は落ち葉の絨毯。気持ちいい〜広場です。

 

 

リュウノヒゲの隙間に緑色の小さな羽虫を見つけて会話を弾ませる2歳児。小さくて細長いカメムシのような感じです。名前がよく分かりません。戻って調べて出てきた名前はクモヘリカメムシ(かな?)。やっぱりカメムシの仲間でしたか。

 

〇〇ちゃんの方を見てるんじゃない?などと担任が声をかけます。

 

すると一人の子がその虫に向かって「ありがとー」とお礼を言いました。こちらまで心がほわっと温かくなりました。

 

 

石も大切な宝物です。

 

 

右側の子が覗いている小さなバケツの中にはセミの抜け殻とワラジ虫とテントウ虫が入っています。この子は虫が大好きらしく、この後お部屋に戻るまでの間も歩きながらずっとこれを覗いて虫の動きを観察していました。こんな風にのんびり歩ける場所があるって幸せなだなぁ〜とまたしみじみ思いながら一緒に歩いていると、その子が私に聞いてきました。

 

「てんとう虫ってどうして羽があるの?」

 

「羽があると、飛行機みたいに空を飛べるからじゃない?」と、私。

 

すると、

 

「でも、ウルトラマンゼットは羽がなくても飛べるよ」と。

 

なるほど、恐れ入りました…。そんなこと考えてもみなかったな。子供の考える力って本当に侮れません。

 

ウルトラマンはなんで羽がないのに飛べるんだろう。気になる〜〜〜〜〜。

 

 

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今年のお遊戯会は感染防止対策として全クラス完全入れ替え制とし、参観を一家庭一名に限定させていただきました。大変心苦しい措置でしたが、皆様のご理解とご協力のお蔭で、安心のなか温かく和やかなお遊戯会にすることができました。ありがとうございました!

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