保育園日記

冬の林

[平成27年12月8日]

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ふかふかの落ち葉の絨毯が敷き詰められた冬の林です。

 

 

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4歳が何かをしています。

 

 

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かわいい葉っぱの絵本を作っていました。ちなみに一番下の写真は、うさぎ(左)と幽霊(右)だそうです…。(^^)

 

4歳クラスは今月あるテーマを持って林あそびを展開しています。この絵本作りもその一環。このあとどんな風につながっていくのか楽しみです。

 

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その傍らで、3歳さん達がお友達の誕生パーティをしていました。

 

 

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スープや、

 

 

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カレーもできています。

 

 

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ある男の子が、大きな木の枝を拾って杖に見立てて「エイ、エイ、ヤー!」。お遊戯会での年長さんの劇に登場する悪魔の役をイメージしているようです。

 

それぞれが思い思いにお遊戯会の余韻を楽しみながら、また新しい遊びへと繋がっていきます。寒いけど、冬の林で元気よく遊ぶ子供達でした。

 

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お遊戯会

[平成27年12月5日]

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本日は成道会お遊戯会でした。

 

1、2歳クラスの生活発表、3歳の音楽劇、4歳のオペレッタ、そして5歳の劇「成道会」。どのクラスも素晴らしい発表でした。

 

子供達の姿は本当に眩しくて、思わず感動で涙がこぼれてきます。練習であんなに元気に演じていたのに、今日の本番では緊張して立ち尽くしたり思わず泣いてしまったりする子も少し見られました。特に1歳さんにとっては今日が初めての大舞台。幕が開いた瞬間、会場の空気にびっくりして固まってしまったようです。スポットライトの当たった舞台、真っ暗な会場にぎゅうぎゅう詰めの観客。1、2歳児にはちょっと酷かなと思わなくもない環境ですが、まぁそれもまた一つの経験です。たまにはそういうのがあっても悪くはないでしょう。とにかく、元気に歌って踊ろうが、逆に呆然と立ち尽くそうが、それぞれがみなその子たちのありのままの姿で、どれもみんないいものです。子供達、本当によく頑張りました。

 

今回私がとても嬉しかったのは、保護者の皆様の拍手や手拍子がとても盛大だったことです。いつもに増して今回はそれを感じました。子供達は嬉しかったと思います。お父さんお母さんに見て欲しい聴いて欲しい、その思いを募らせて今日の本番を迎えているわけです。家族が一緒に楽しんで、大きな手拍子や拍手を送ってくれることが彼らの何よりもの励みです。本当にありがとうございました。あとは、お家で今日のことをたくさん話して共有してください。子供達の気持ちをたくさん聞いてあげてください。そして褒めてあげてください。

 

緊張感、達成感、満足感、充実感。お遊戯会は色々なものを味わせてくれる舞台ですね。今日のこの日がこうして出来上がるまでの過程をつぶさにお見せできないのが残念ですが、楽しさとほどよい緊張感を持って子供達と保育者がコツコツ積み重ねてきた毎日に、改めて思いを向けていただけたら嬉しいです。

 

お遊戯会のご参観、ありがとうございました!

 

 

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先日掘った大根、干し中です。今回のたくあんはうまくいくでしょうか…。

 

 

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一緒に入れる果物の皮も、干し中。

 

 

 

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1歳のテラスの段差。入園当初はこの段差が危ないわけですが、この時期になるとぴょんぴょんと飛び越えて遊びまわっています。子供の成長を感じます。

 

 

10月の運動会、11月のお会式、12月のお遊戯会と、夏休み明けから今日までなかなかめまぐるしい日々でした。でもこれで大きな園行事は一段落します。これからはまた、毎日をじっくりたっぷりと遊び込んでいきたいと思います!

 

 

落ち葉

[平成27年12月1日]

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落ち葉の季節です。寺の境内も保育園の園庭も落ち葉だらけ。例年はわりときれいに掃いてしまうのですが、今年は敢えて園庭の落ち葉を片付けずそのままにしています。

 

 

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砂場までこんな状態になっているのはさすがにどうかな?と思案中。でも、いくらきれいにしても周囲が落ち葉だらけなので、あっという間に元通りになってしまいます。ちなみにうちの場合、砂場と砂場じゃないところの区別がほとんど無くて、子供達はどこでも砂遊びをします。そう考えると「そもそも砂場って、必要なのか?」などと、すごい根本的な疑問が頭をもたげてきます。いやいや…。^^;)まぁでも、砂を深く掘ったりする遊びは砂場じゃないとできないので、やっぱりあった方が楽しみの幅が広がりますよね。

 

 

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「先生、見て見て!」と呼ばれたので、

 

 

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近づいて鍋の中を覗いてみると…

 

 

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大量のワラジムシやダンゴムシ。落ち葉の掃除屋さん達です。落ち葉を食べて良い土を作ってくれて、子供達の大切な遊び相手にもなってくれる、ホントありがたい存在です。よく見るとスズメガのサナギらしきものも混ざっています…。

 

 

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子どもの目線だと、こんな感じかな。右のコナラや左のケヤキの葉はまだまだこれから散る感じです。大量の落ち葉、楽しみです。

 

 

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何かを探しています

 

 

 

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各々見つけてきた赤い葉っぱ(主に桜)がきれいに並べられました。

「どれが一番赤い?」

「○○ちゃんのはちょっとオレンジっぽいね。」

こんな何気ない遊びでもしばらく集中して遊びます。微妙な自然の色の違いを敏感に感じながら、それを遊びとして楽しむことができる素敵な子供達です。

 

 

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なんだか、優しい空気が流れています。( ^ω^ )

 

雨あつめ隊(2)

[平成27年11月30日]

さて、先日の雨遊びの続きです。

 

 

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色を付けた雨水をお皿に出してスポイトで吸い取って

 

 

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黄色い雨が降ってきたよー!

 

 

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きれいな模様になりました。

 

 

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赤青黄の三原色は混ざりあって色んな色に変化していきます。今回も子供達は色の変化を楽しみながら夢中で遊びました。

 

 

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庭であつめた葉っぱの上にも。カツラの葉は水をよく弾くので、まるで宝石のような水玉ができます。

 

 

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一列に並べて

 

 

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上から紙で押さえると

 

 

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まぁきれい! 葉脈なんかが写し絵になったりします。この光景、なんとなくどこかで見たような…。そうです、4月の絵の具遊びです。

 

 

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素敵な作品ができました! いつもは水道の水で絵の具をとくのが当たり前です。でも雨が降ればいろんなところに水たまりができ、そこから集めてきた雨水でこんなに楽しい絵の具遊びができました。

 

雨を想像すること、雨を聞くこと、雨を見ること。そしてワクワクしながら雨を探し、雨を集め、雨を語り合うこと。さらにその雨を使って更なる創造的な遊びへと繋げていくこと。雨がどれほど遊びの可能性を秘めているか、今回はその一端を改めて感じさせられました。

 

この素敵な作品、実は更にこの後何かに変身していきます…。それはまたのお楽しみ♪

 

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と、今回は雨の日の年長クラスの活動をお伝えしました。

 

自然遊びはその名の通り自然が相手。晴れの日もあれば雨の日もあり、予定していた遊びが雨でできないということもしばしばです。でも、それなら逆に気持ちを切り替えて雨で遊んじゃえばいいわけです。それが本当の自然遊びというものです。

 

雨で遊ぶには少しだけ頭の切り替えが必要かも知れません。濡れたら風邪をひく?確かにそれは心配です。でも温かくして濡れないように工夫することはいくらでもできます。着替えもしっかり準備します。今回は濡れないためのマント(雨合羽)作りから子供と一緒に楽しんでしまいました。

 

服が汚れる?困っちゃいますね。でも服を汚すのは子供の仕事、汚れは遊びの勲章です!それだけ子供達が全身を使い、脳ミソをフル回転させながら充実した時間を過ごしたと思って褒めてあげなければいけません。

 

洗濯が大変……。この際お洗濯も親子でぜひ協力しながら楽しんじゃってください。そういう家庭環境作りをすることがお父さんお母さんの大事な仕事です。

 

 

実は今回のこの雨遊び、もともと予定していた間伐体験が雨で延期となり、当日の朝、急遽ウレシパモシリの高橋京子先生にリーダーをお願いして行ったものでした。妙福寺保育園ではこの3年間、自然遊びを充実させるために高橋先生に指導・助言をいただきながら担任が試行錯誤を重ねて様々な遊びを展開してきました。葉っぱ、枝、泥んこ、砂、石ころなど、自然には素晴らしい遊びの素材が溢れています。でも「雨」でどう遊べばいいのか、実は今ひとつ迷うところがありました。今回はその一つのお手本を見せていただいた形になります。素晴らしい内容でした。何よりも、その時の天気の状況、そしてその時の子供の様子に即して、柔軟に、でも伝えたいこと、学ばせたいこと、感じさせたいことなどはしっかりとブレずに横たわっている形での保育展開に圧倒されました。職員にとって最高の現場研修になったと思います。

 

保育は素晴らしいです。自然も素晴らしい。そして子供達も本当に素晴らしい。子供の気づきや発見、驚きや感動、それらを一つ一つ拾い、広げ、深めながら、柔軟に、でも基礎のしっかりした骨太な保育を展開していきたいなあと、改めて思った1日でした。

 

以上、雨遊びの報告でした! \(^o^)/

 

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