保育園日記

へび

[平成27年6月22日]

と言っていたら(前記事)、本日早速遭遇しました…。

 

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ジャジャーン! 「アオダイショウ」

子ども達、しばし固まる。みんな口がポカーンと開いてます。

一度網で捕まえて子ども達に見せてから放すと、地面をスルスルと滑るように逃げていきます。

「うわ、長い!」

 

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子ども達にドドドッと追いかけられ、あっという間に木の上に。

「どこ行った?」

「あそこ、あそこ!」

「園長先生、早く、早く捕まえて!」

「いや、さすがに園長先生もちょっと怖いんだな〜…。」苦笑

 

とにかく、リアルなヘビを初めて間近に見た感じの子ども達。相当興奮してました。ヘビの動きって本当に神秘的です。子ども達と見られてよかったー!

 

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今年園庭に植えたばかりのヤマモモ。なんと早速赤い実が生りました。たった一つですが、嬉しい!

 

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「リンゴみたいな匂いがする!」

 

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ナイフで小さく切り分けて、みんなで味わってみます。

「ううう…、ペッペッペ!(酸っぱいの意)」

「私、おいしい!もっと食べたい!」

 

色んな感想が。きっと来年はもっとたくさん生るでしょう。

楽しみです。

 

カッコウ

[平成27年6月19日]

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今週の月曜日は真夏のような暑い日でした。で、早速今季の初プーと相成りました。6月半ばにこのカッコウ。ちょっと気が早いような気もしますが、子ども達は大はしゃぎです。

 

ところで最近、園周辺で「ある鳥」がしきりに鳴いていました。その声を動画に撮ることができましたのでご紹介してみます。(姿は映っていません。声のみ。)

 

こちら(YouTube)

 

いかがでしょう? 私が子どもの頃は学校帰りなどによく鳴いているのを耳にしましたが、考えてみると最近あまり聞いていなかったような気がします。哀愁漂う懐かしい声。彼らは「托卵」というちょっとすごい方法で子育てをするらしく、この声を聞くとどこか切ない気分になります。

 

寺の境内は季節になるとウグイスがよく鳴きますし、コゲラ(小型のキツツキ)やツミ(猛禽類、タカの仲間)なども見かけます。数はかなり減りましたがガマガエルも健在ですし、それを狙うアオダイショウも元気です。ただ、こうした生き物達と遭遇するチャンスを、なかなか園児と共有できないのが残念です。子ども達が賑やかに遊んでいる間、彼らはそっと影を潜めているのかもしれません。

 

これからの季節、境内で必ず出会える野生の神秘が一つあります。それは夏の夕暮れ時にやってきます。懐中電灯を点けて境内を散歩すると、地面に空いた小さな穴からジッと顔を出している虫を発見できます。セミの幼虫です。穴から様子をうかがう姿に出会うと、それだけで結構感動するのです。私はこの探検を「お寺のナイトサファリ」と呼んでいます。(決して肝だめしのことではありません!笑)

 

無神経に近づくと、彼らはすぐに穴の中に引っ込んで姿を隠してしまいます。そっと近づいて辛抱強く待っていると、やがて穴から出てきて地面をゆっくり歩き、身近な木に登って夜中の間に時間をかけて羽化するのです。これをずっと観察し続けるのは子どもにはちょっと厳しいですが、エメラルドグリーンの羽がゆっくりと広がっていく様子は、これまた感動します。幼虫を発見したらあまり刺激しないように一匹捕まえて、家の網戸などで羽化させるのも面白いですね。

 

今年の夏、子ども達とナイトサファリへ出かけてみましょう。但し、すごい勢いで蚊に刺されますので、カッコウには充分ご注意ください!

カッコー カッコー カッコー ………(哀愁)

 

やさしい色

[平成27年6月15日]

本日、年長さんが草木染めに挑戦しました。4月のアトリエ活動で絵の具を使って「色」を思う存分楽しんだ子ども達ですが、今度は身近にある草木を使って自然の色を楽しみます!

 

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草木染めはやっぱり光沢のあるシルクが一番ということで、贅沢に1人一枚ずつハンカチ大のシルクを用意。実はこれ、お坊さんの袈裟衣の生地をハサミで切ったものです。お寺にはこういうお宝がザクザク眠っていたりするわけです。

「ほら、これ園長先生の匂いがするよ。」と、子ども。

え…?

お香の匂いってことでしょうか?

ならいいですけど! 笑

 

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栗のイガ、アカネ、タマネギの皮、クワの葉、クチナシの実。全部で5種類。

 

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絞り染めにしたい子は、輪ゴムで布を縛ります。

 

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ゆっくり丁寧に煮汁につけ込み、最後にミョウバンなどを使って色留めをします。

「見て!色が濃くなった!」

「わ、カッコいい色になった!」

 

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おー、もう既にきれい!

 

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流水で煮汁をよく洗い流します。

 

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そして、完成!

 

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「見て見て!」

「あ、○○ちゃん似合うよ!」

あちこちで上がる歓声。

 

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一人ひとり、自分の好きな色を染めました。

 

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それは自然がくれた贈り物。

柔らかく透き通るようなやさしい色でした。

 

プール開き

[平成27年6月11日]

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本日はプール開き。みんなでこの夏の水遊びの安全を祈願しました。お天気が良ければ、明日から早速プールが始まります!

 

 

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子ども達は水が大好きですが、こちらもたっぷりと水が必要です。ナスちゃん、大きくなってきてます。「園長先生、収穫が楽しみだね!」 いやぁ、ホントです…。(^^)

 

 

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違う話ですが、子ども達はこんなふうに車を手押しして園庭を走り回るのが大好きです。元気! で、いつも考えるのですが、これって体を丈夫にするためにとても良いと思うんです。

 

赤ん坊はオギャーオギャーと泣いて心肺機能や全身の筋力を鍛えます。だから「泣く子は育つ」と言われるわけですが、ハイハイも同様で、赤ん坊はハイハイをして体幹を鍛えるのです。今流行のいわゆるインナーマッスルです。それがその子の健康な体の基礎になります。最近は泣かない子、ハイハイを充分にしないで「立っち」ばかりさせられてしまう子が多いという話を聞きますので、少し気になります。

 

ハイハイとは少し違いますが、這いつくばって車を手押しして園庭を走り回る。時々転んで擦りむいてギャーと泣く。そんなことを繰り返し、健康で丈夫な子どもに育って欲しいです。

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