おつけもの!
[平成26年12月16日]
お遊戯会後の更新が少々途絶えておりました。今回は過日行ったたくあん作りのご報告!
みんなで掘った大根のその後。そろそろ良い感じ?プニプニ。
整いました
米ぬかに材料を混ぜ
干しておいた果物の皮も混ぜていきます
樽に大根を並べ、上にぬかを敷き詰め
更にまた大根を重ねます
上まで漬け込んで完成! うー、できあがりが楽しみ!
保育園のたくあんは子ども達の手作り。毎年出来具合は様々で、しょっぱ過ぎたり薄過ぎたり。ちょうど良い具合がなかなか難しのです。でもそれがまた楽し。掘って、干して、漬けて、食べて。出来はどうあれ手作りはやっぱり愛しくて美味しい。手間暇掛けながら楽しんで、ものの有り難さも学びつつ、子ども達は生きていきます。
さて、このたくあんの漬け上がる頃、再びあの美しい姫と王子が現れるのでしょうか?! (内輪ネタです…笑)
お遊戯会
[平成26年12月6日]
本日「成道会お遊戯会」が行われました。
お釈迦さまは12月8日におさとりを開かれました。その日を「成道会(じょうどうえ)」と呼びます。保育園ではこの日をお祝いしてお遊戯会を開きます。
1・2才児は歌、3・4・5才児は劇や遊戯、合奏などを発表します。いつも子ども達の姿に感動させられますが、今年も皆の堂々と楽しそうに発表する姿に胸を打たれました。先生達もよくがんばりました。素晴らしいお遊戯会でした。各ご家庭でも、今日のこの感動を子どもと一緒に分かち合っていただきたいと思います。
子ども達は発表が大好きです。お遊戯会のために皆で協力して練習を積み重ね、本番で家族やたくさんのお客様から大きな拍手を貰う。それが子ども達の達成感や充実感、満足や自信に繋がり、成長の糧となっていきます。こうした行事が終わった後しばらくの間の、子ども達の自信に満ちあふれた満足そうな表情や生き生きとした姿が、私はとても好きです。
お釈迦さまがおさとりを開かれた大切な日を祝い、皆が集い、互いを思い、成長の喜びを分かち合う成道会。なんて素晴らしい日なのでしょう。お釈迦さま、ありがとうございます。
今日の温かい拍手を励みに、月曜からまた楽しく毎日を過ごしてきたいと思います。
※写真は全て過日の予行演習の様子です。
生活リズム
[平成26年11月27日]
妙福寺では、午後の昼寝の時間に多くの子が起きて活動をしています。活動内容は年齢やその日によって様々です。先日の年長さんのように午後に大根掘りに出かけることもありますし、園庭や林で遊んだり、お部屋で、先生のそばでゆっくりのんびり過ごすこともあります。
こちらの年中さんは、お掃除のお手伝い。
雑巾をギュッと絞って、
お椅子をふきふき、
下駄箱もふきふき、
隅々まできれいに。
やけに精が出ます。
多くの保育園ではデイリープログラムの中に午睡(お昼寝)を組み込んでいます。妙福寺も同じです。でも、実はうちの年長児のほとんどは昼寝をしていません。年中児でも多くの子が起きています。昼寝の有無について、園は家庭と相談しながら子ども一人ひとりに個別に対応しています。
4、5年前でしょうか、品川区の先輩園長に声を掛けられある研究グループに参加しました。そこで大学教授や他園の園長先生方とともに、午睡と子どもの生活リズムや健康に関する調査・研究をしました。グループの一員である大学教授(医学博士)のお話では、人は元来夜寝て昼間に活動する動物であり、昼間の睡眠を必要としない。昼間に長時間の睡眠をとることを続けると、逆に寝不足時に比べて病気や死亡のリスクが高まる。子どもも3歳頃から昼寝が不要になりはじめる。不要な子が昼寝を継続すると、脳や体の発達に悪影響が出る恐れがある、ということでした。ちょっとショッキングな内容です。
園で各家庭にアンケートを実施したところ、多くの園児が「土日、家では昼寝をしていない」ということがわかりました。また、園で昼寝をすると夜も元気なので就寝時間が遅めになり、結局昼寝が遅寝遅起きの一因となってしまう場合があることもわかってきました。そこで、園では少なくとも必要のない子に昼寝をさせるのはやめてみよう、ということになったのです。
昼寝をやめたことによって、夜は疲れてご飯も食べずに寝てしまう子もありました。でも、早寝早起きのサイクルが整うようになり、何よりもそれが子どもの心身の健康と発達のためには重要という認識に立って今に至ります。大切なのは、早めに就寝し、ぐっすり寝て早く起きる、という生活リズムを整えることです。早寝早起きによって午前中しっかりと活動ができるようになり、それが健全な心身の成長に繋がっていくのです。
何が正しいのか、正解があるのかないのか、正直なところよく分かりません。でも取り敢えず画一的なやり方はやめることにしました。昼寝をせずとも1日しっかりと活動できるようになった子に、無理矢理昼寝をさせるのをやめたのです。それを可能にするためには職員の勤務体制に若干の工夫が必要でしたが、改定された国の保育所保育指針にもそうした柔軟な対応の必要性が謳われているのだと思います。園は、その子の状態、家庭の状況、親の考えなどさまざまな条件を勘案し、家庭とよく相談して昼寝の長さや必要性の有無を判断するようにしています。早寝早起きの生活リズムを重視し、134名の園児の昼寝を完全に個別対応している園は、まだあまりないと思います…。
研究会
[平成26年11月19日]
快晴。青空に境内のイチョウが輝いています。
今日は保育の研究会。同じ都内の仏教系の幼稚園保育園8ヶ園13名の先生方が視察にお見えになりました。研究会ではありますがあまり肩肘張らずに、ほとんどいつもの通り、ありのままの私達を見ていただきます。
きれいな山桜の紅葉を拾いに行って、
落葉のかんむりを作ったり、(3歳児クラス)
わあ、お空がきれいに見えるよ!(1歳児クラス)
園庭のコブシの葉で思い思いの製作を楽しんだり、
年長は林でどんぐりコロコロに熱中。
そして時節柄、お遊戯会の練習なんかもご披露。
他園の先生方を迎え、子どもも担任もすこ〜し緊張気味…? でもそれはほんの最初だけ。遊びが始まってしまえば、もういつものように秋の自然を存分に味わって楽しく過ごすことができました。午後は担任も交えた座談会。様々な感想を頂戴しながら意見交換させていただきました。試行錯誤の連続である私達の取り組みが、少しでも他園の保育の参考になれたら嬉しいです。
「園でLEDの電飾使いませんか?」と、檀家さんが電話をくれました。ご自宅で毎冬飾られていたそうですが、お歳のこともあっておやめになるとのこと。って、すごい量。実際はもっとたくさんです。買ったら相当な金額になると思います!
とてもきれいだったので、有り難く頂戴することにしました。寺の園でクリスマスの飾りはしませんが、行事の時などに使ってみようかなと思います。子ども達も大喜び。Kさん、ありがとうございます!
今日の研究会、お遊戯会前の忙しい時期ではありましたが、職員みな笑顔で前向きに取り組んでくれました。感謝です!
そして視察の先生方も、各園それぞれお忙しいなかをご参加下さり、様々な意見を聞かせてくださいました。お互いに保育を考え高め合うための研究会。今日は妙福寺らしさを感じていただけたかな?
ご参加の先生方、そしてうちの先生達、皆様本当にお疲れさまでした!