先祖を敬う
[平成26年9月23日]

今日は秋分の日、秋のお彼岸のお中日です。
秋分の日はいわゆる国民の祝日ですが、法律で「先祖をうやまい、なくなった人を偲ぶ日」と定められているのをご存知でしょうか。ちなみに春分の日(春彼岸の中日)は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」と定められています。つまりお彼岸のお中日は、春秋どちらも、いのちを見つめ慈しむ心を養うために定められた祝日だと言って良いと思います。
私には父と母が一人ずついます。その父と母にもそれぞれ父と母が一人ずついます。両親と双方の祖父母で合計6人。これが10代遡ると2046人、20代で200万人、30代で20億人になります。もしその中の誰か1人でも欠けてしまうと、それ以降の命の繋がりは全部崩れて、今私はここにいないということになります。
私の命も、私の心も、30代遡って20億人の全ての人の命と心が、途切れることなくずっと繋がって作られてきたものです。なんとすごいことでしょう。
お彼岸にはぜひお墓参りをしてください。子ども達と一緒に。そしてそんな命の繋がりを静かに見つめ直してみてください。今ここにこうして生まれ生きていることが、どれほど貴重で尊いことか、改めてしみじみと感じられるはずです。
※ 写真は身延山の修行風景です
勉強会
[平成26年9月22日]
昨年度から年間を通じてウレシパモシリの高橋京子先生に自然保育の指導・助言をいただいていますが、先日職員全員で林保育の研修を実施していただきました。

まずは園庭の木を確認。カツラの葉っぱはハスの葉のように水をはじきます。水玉をコロコロ転がしてそれを受け渡していくだけでとても楽しい遊びが完成。葉の上の水玉が宝石のようにきれいで、あちこちから感嘆の声が。

一人ずつ心を込めて林に挨拶。
「葉っぱさん、こんにちは。サラサラサラ〜。」
「林の石ころさーん、こんにちは〜!」

林の中で各々好きな「いのち」を一つ見つけて友達になりましょう。色々話しかけ語り合いながら、その友達をスケッチしてみます。

みんな、思い思いの場所で「いのち」と語り合っています…。

友達には名前を付けます。

その友達をみんなに紹介。夢や悩みもしっかりと語ります。

「この子はね、いつか高い木よりも大きくなって、雲に手がとどくまでになるのが夢なんだ。」

今回は林にある一つのいのちに注目し、そのいのちとじっくり向き合うという研修内容でした。これがなかなか良い!私が選んだのは大きめのキノコ。彼(?)をスケッチしてゆっくり語り合うと、細かな彼の特徴に気付いて興味が深まっていき、やがて本当に彼の気持ちや夢までもが聞こえてくるような気分になりました。林にある全てのいのちが、同じようにそれぞれの道を生きていて、色んなことを語りかけてくれていることに気付かされる研修でした。大人のちょっとした声掛けで、子どもも自然物と語り合うことができるようになり、それは自然の小さな特徴や変化に驚き感動する繊細な眼や心を養うきっかけになるでしょう。
静かに林に佇んでいると風や木漏れ日がとても気持ちよく、ここがどれほど素晴らしい環境であるかということにも改めて気付かされました。
高橋先生の研修は、自然環境と子育てを自然な形で楽しみながらつないでくれる素晴らしい内容で、いつもたくさんの感動をもらっています。10月にはこちらで一般向けの研修会(大人対象)も行われるようです。ご興味ある方はぜひどうぞ!
過去の一般向け研修↓
月曜礼拝
[平成26年9月22日]

いっち、にっ、さん、しっ!

その後、境内を歩き…、

本堂へ参拝。

誓いの言葉 「私達は仏さまの子どもです。心も体も正しく強く、いつも明るい良い子ども。…… 」

1歳児も美しく合掌。

のんびりと散歩をしながら園に戻ります…。
毎週月曜の朝の風景でした。
午後のひととき
[平成26年9月18日]

午前中は各クラスとも運動会の練習などで何かと忙しい今日この頃ですが、午後のひとときは林でのびのび。



あちこちに宝物がたくさん。

甘くて美味しい山栗も!! うー、早く食べたい。

大人気おやつ、プーさんのハニートースト。ハチミツたっぷり。

彼岸花(マンジュシャゲ)がきれいに咲いています。

最近子ども達の間で自然発生的に始まって盛り上がっている丸太と角材のシーソー。何しろ不安定ですが、それがまた絶妙に面白いようです。

気持ちのよい風、サラサラそよぐ木々の葉音、鳥の声。バッタ、ドングリ、松ぼっくり、キノコ…。だんだんと林のベストシーズンです。

