保育園日記

節分

[平成19年2月3日]

今日は節分です。

保育園では1日(木)に節分会を行いました。

各クラスそれぞれに個性的な鬼のお面を制作し、 そのお面をかぶって豆まきをしました。 園庭で走り回って鬼退治をした後、 各クラスごとに盛大に豆まきをしました。 豆まきは縁起物ですので、掃除が大変などと言ってはいけません。 じゃんじゃんまいて、しっかり掃除をしました。

今日(3日)は土曜日ですのでお休みの子が多いのですが、 登園している園児だけでお寺の節分会に参加しました。

100名以上の檀家さん達と一緒に本堂に上がり法要に参列します。 お寺の節分法要は一年の身体健全を祈るご祈祷で始まります。 しばらくの読経の後、一人一人お経の巻き物を頭にいただき 今年一年の神仏のご加護を祈ります。

その後、年男年女による豆まきです。 豆をたくさん拾った子、お守りやお札を拾えた子、 金の大黒さんや湯飲み茶碗などの景品が当たった子もいました。 どの子もみんなとても嬉しそうな表情でした。

ところで、豆まきは本来は夜に行うもののようです。 立春(2月4日)の前日、つまり晦日の夜に厄を払い、 新しい春を迎える準備をするための季節行事なのです。 我が家(園長宅)では、夕飯の後に家族で豆まきをしました。 部屋の窓を開け放って、思い切り豆をまきます。

正直に打ち明けると、掃除はちょっぴり大変です…。 でも、子どもと一緒に盛大に豆まきをすると 不思議とスッキリした気持ちになります。 家族が一つになって心を込めて厄を払い、 また新しい春を迎えるんだな、ありがたいな、がんばろう。 そんな気持ちになるのです。 今まで豆まきをしていなかった方は、 ちょっぴり覚悟を決めて思い切り豆まきをしてみてください。

節分は、とてもすがすがしい行事です。

やきいも大会

[平成19年1月18日]

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昨日はやきいも大会でした。

前日に年長さんが寺の裏林に落ち葉や枯れ枝を拾いに行きました。 たくさん集めた枯れ葉に火をつけて、火が全体的に まわったところで、銀紙にくるんだサツマイモを投入します。 このサツマイモの支度も全て年長さんが行いました。 一つひとつ丁寧に新聞紙にくるんでから銀紙で包みます。

「おいしくなーれ、おいしくなーれ!」とおまじないを掛けながら イモの焼き上がりを待っている間に、 もう1つのお楽しみ、マシュマロ焼きです。 枯れ枝の先っちょにマシュマロを付けて各々火にかざすと あっという間に美味しそうな焦げ目がつきます。 アツアツのマシュマロを頬張ると、表はサクサク、中はトロ〜リ。 子ども達から「美味しい!!」の大合唱が聞こえました。 ただ、焚き火があまりにも熱くて、 なかなか近づけないお友達もたくさん。 みんな顔を手で覆って、熱さを除けながら必死に手を伸ばして マシュマロを焼いていました。 ちょっと気を抜くとあっという間に溶けて落っこちてしまうので 何度も失敗してなかなか食べられないお友達もいたようです。

モクモクと上がる焚き火の煙があまりにもすごいので 子ども達も大喜びしていました。 途中からポツポツと雨が降り始め みんな急いで園舎に非難しましたが、 焼き上がったおいもはやっぱり素晴らしい美味しさでした。 みんな大満足のやきいも大会でした。

はじまりの会

[平成19年1月9日]

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今日ははじまりの会でした。 正月休みだったお友達も登園し、 新しい年の保育が本格的にスタートしました。

新年の保育は手作り凧の凧揚げや福笑いなどで楽しみました。 右の写真は年長さんの自画像ですが、 今年は台紙をかるた風に仕立てました。 子ども達は、鏡で自分の顔や遊び着の色などをよーく観察し、 絵の具を混色しながら、色使いにかなりの工夫を凝らしました。 一人一人肌の色や唇の色などそれぞれ違って とても表情豊かな自画像かるたが出来上がりました。 保育園では寒稽古(マラソン)などで体力作りに励んでいます。

ここ数日冬らしい冷え込みが続いていますが、 木枯らしに負けず元気に過ごしていきたいと思います。

新年

[平成19年1月3日]

あけましておめでとうございます!

いよいよ平成19年の幕が開きました。

それにしても今年のお正月は穏やかですね。 風もなく、寒くもない。 なんだか物足りないくらいです。 関係ないですが、スキーの大好きな私は、 山にちっとも雪が降らないので 気持ちの落ち着かない毎日を過ごしています。

ところで、今日は忙しいお寺の年末年始を 少しご紹介してみようと思います。 年末はお札作り、諸堂の大掃除、正月の飾り付けなどをします。

特に大変なのはお堂の照明器具の掃除です。 なにしろ天井が高くて、器具を取り外すのに一苦労。 高い梯子の一番上に立って背伸びをするような状態を強いられ 相当の恐怖感を味わいます。 しかも特注のガラス製ですから、万が一壊してしまうと 予備が無く大変なことになります。 かなりの緊張を強いられるわけです。 さらにまた、数が多い…。正直嫌になっちゃいます。

掃除と飾り付けが終わると、大晦日の除夜の鐘です。 除夜の鐘は事前に108枚の整理券を配るのですが、 それ以外の参拝者もかなりありまして 先着500名に甘酒の接待をします。

すべてが終了するのが大体午前3時。 一休みして、翌朝6時からは通常通り「朝のお勤め」です。 朝のお勤めが終わると、ほとんど休む暇なく 年頭挨拶に移っていきます。 お寺に多くの方々がご挨拶に来てくださいますので お屠蘇を出してご挨拶するのです。 それが三が日の朝から夕方までずっと続きますので 寺の年末年始は体力が勝負となるわけです。

で、ようやく三が日が終わって落ち着いたかと思うと 翌日から保育園がスタートしちゃうわけです。 う〜ん、厳しいですね〜。笑

だけど、やはり寺が多くの人で賑わうのは嬉しいことです。 寺の行事は一年の節目節目を大切にしているわけですが 地域の人々もそれを身近に感じて大切にしてくれている ということになるのではないでしょうか。 寺も保育園も地域の人々に大切にされて続いていくものです。 妙福寺は千年以上、妙福寺保育園は50年以上、 そうやって大切にされながら続いてきて、今ここに存在しているわけです。 それをしっかり守って、これからもっともっと発展させていきたい。 そ

んなことを思った(正確に言うと、これを書きながら改めて思った) 平成19年の正月でした。

今年もがんばるぞ〜! どうぞよろしくお願い申し上げます!!

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