けやき伐採…
[平成18年3月12日]

8日、遂にけやきを伐採する日が来ました。
根を掘り返し、ウィンチで引っ張って横倒しにします。 作業の様子を子ども達と一緒に見守りました。 「悲しかった…」という子どもの感想を聞いて、 私も改めて悲しくなりました。 植木屋さんの話では、17〜8年前に落雷や高熱など 何らかの強い外的ダメージを受け、 その後少しずつ樹勢が弱ったのだろうとのことでした。 年輪にその痕跡があるそうです。
けやきが倒れる瞬間(QT/740KB)
新入園児面接
[平成18年3月9日]

7日、新入園児の面接が終わりました。
4月から新たに入園する子ども、お母さんとお会いし、 各ご家庭の状況をある程度把握しました。 ほっと一安心です。
ここ数年、新入園児面接のたび思うことがあります。 0、1歳の乳児期から長時間保育を希望する方が 増えてきているということです。
産休明けから無認可の保育所などに預けて フルタイム勤務している方が、この頃とても多いです。 現在の保育行政は、保育時間の拡大ばかりでなく 夜間保育、病児保育など、社会のニーズに合わせてどんどん サービス(?)の充実を図っています。 そしてそれを子育てに優しい社会とうたっているわけです。
でも、子どものことを第一に考える私たちの立場からすると 現在の行政の方針は間違いだらけだと感じずにはいられません。
保育園が子どもの状況を第一優先にし、社会に規制を かけなければいけないと感じることがしばしばあります。 親も会社も、制約が生じて初めて真剣に動いてくれるからです。
例えば、延長保育に入れなかった人が、切羽詰まって勤め先と交渉し、 勤務を短時間にしてもらうようなケースがあります。 仕事上は多少肩身の狭い思いをするかもしれませんが、 結局はそれが二足のわらじを履くお母さんの 精神的肉体的な余裕を生み出し、 結果として子どもの成長にとっても 良好な環境が生まれることが多いのです。 言われるがままに長時間保育や病児保育を実施すれば 仕事上は都合が良いかもしれませんが、 その負担は子どもが背負うことになります。
幼少期に背負う心の負担は意外に大きく、 後々取り返しのつかない状況に発展する危険性を はらんでいます。
子育てに優しい社会は、世の大人達や会社そのものの 意識を変えていかなければ実現しないのですが、 経済第一優先の社会では、なかなかその正論が通りません。
たいがいのお母さんが、卒園の頃までには 仕事よりも子どもの方が大切だということに気づき、 様々な状況を調整できるようになります。
保育園は、経済社会と子どもの育ちの狭間で揺れ動きながら 常に子ども寄りの立場で社会にメッセージを 投げかけていきたいと思います。
けやきのお別れ
[平成18年3月2日]

復活してくれ!と、みんなが心から願い続けた園庭のけやき。 ついに今月伐採することが決まりました。
年長児の卒園とともに、けやきともお別れです。 改めて振り返ると、それは本当に突然の出来事でした。 当たり前のように存在していたものが、 実は全然当たり前ではなかったことを思い知らされました。
お寺には数えきれないほどたくさんの木があります。 園庭のけやきに負けないくらいの大木も何本かあります。 この恵まれた環境のなかで、緑の存在や木々の命に対して 少し無頓着になりすぎていたような気がします。 このけやきは改めて色んなことを考えさせてくれました。
けやきさん、本当にありがとう。そして、お疲れさま。
先日、園児達とけやきのお別れ会をしました。 けやきを囲んで思い出を語り合いました。 みんなで合掌し、けやきへの感謝と供養の祈りを捧げました。 この場所にはまた新しい木を植える予定です。
同時に、けやき周辺の園庭をすこし整備したいと考えています。 土山を戻し、できれば新しい遊具も入れたい…。 草むらのこともあるしな〜。 う〜ん、予算とにらめっこ…。
会食
[平成18年2月27日]

今日は年長&年中組恒例の会食でした。
午前中は爆弾ゲームやリレーなどで思い切り体を動かし、 お昼はレストランのような雰囲気のなかで 園長先生を交えての会食です。 今回のレストランはバイキング形式。 唐揚げに海老フライ、スパゲッティ、フルーツなど 子ども達の大好物が盛りだくさんです。
おかわりは何回でもOKなので、みんな大喜び。 テーブルの配置もいつもと少し違い、 手作りのランチョンマットやコースターでさわやかな雰囲気です。 子ども達の間からは「本当のレストランみたいだね!」 「なんだか嬉しいね!」という声が聞こえてきました。 この会食が終わると、年長さんの園生活はいよいよ大詰めです。 残るは卒園式のみ…。
楽しくて、でもちょっぴり寂しさを感じてしまう 大切なひとときを過ごしました!

