ネットで紹介されました
[令和1年12月25日]
妙福寺保育園が、インターネットの保育情報サイト「ほいくis」で紹介されました!(全2回)
記事はこちら↓
『柔軟だけど芯がある』仏教保育の核心に迫る!妙福寺保育園の理念と活動 Vol.1
「ほいくis」という保育関連の情報サイトに「ほいくのカタチ」というコーナーがあります。様々な角度から保育の今を伝えるコーナーだそうですが、そこに仏教保育という角度でうちの園を取り上げていただきました。昨日第1弾が公開されました。
園長として、日々の生活のなかに仏教の教えが息づいている保育園を目指して努力してきました。私の思いはとにかくずっと「形ではなく、心!」ということでした。仏教の心が園生活のすみずみにいきわたるようにと願い続けてきました。形は心の姿ですからもちろん大切なのですが、形、つまり例えば仏教行事をやっていればそれが仏教保育かと言えば決してそうではないと思うのです。日々の子供達への教えの中に、そして日々の職員同士や保護者との関わりの中に、仏教の教えが生きていなかったら意味がありません。そうなるためにはどうすれば良いか…。まずはとにかく園長の私が仏教の教えを真剣に生きて実践しなければいけない、と考えてきました。
仏教は人が安らかに生きていくための教えですから、この園に関わることで保育者が、そして園児の保護者が、そして園児一人一人が、みんなそれぞれに心を安らかにして毎日を大切に歩いてくれるようになれば嬉しいです。
しかしまぁ、以前日経DUAL「選ばれる保育園を訪ねて」の取材を受けた時も思ったのですが、今回の記事を見て、うちはなんと写真映えのしない園なんだろうと改めて思いました…(涙)。もうちょっとおしゃれ感のある園になりたい、古くたって素敵な感じの保育園になりたーい!あ、そのためにはまず園長の私がおしゃれにならないとダメですかね…、仏教の教えとおんなじか…。苦笑
皆様、ぜひご覧ください! \(^^)/
(第2弾は1月3日公開予定だそうです)
冬の風景
[令和1年12月24日]
冬枯れの木々の下で、子供達がのびのびと遊んでいます。
バケツとシャベルを手に何かを探し回る二人組。
「何を探してるの?」と聞くと、手に持ったお皿を見せてくれました。
「ぎんなんだよ。全然無いんだよ。」と。
そっかぁ、もう冬だからなぁ…。
広い場所では1歳児がフラフープで遊んでいます。
集めるのが趣味?笑
園長先生、見て!と、すごいテクニックを披露してくれました。フラフープの上に乗っかってシーソーのように左右にゆらゆら揺れる技です。
おっとっと。高度なバランス感覚が必要ですね。子供はこうした遊びを自分で見つけ出し、その遊びの中で身体コントロール能力を養っていきます。
こっちのベンチでは先生と子供たちが集まって何かを始めました。
あ〜なるほど。
年賀状です。(^^)
2歳はボール遊び。うまいうまい!
こちらは先生と何かお喋り。
今日は気持ちのいい冬晴れでした。風が吹くと子供達は笑顔で「寒いねーっ!」と言いながら、元気に園庭を駆け回っていました。冬の季節らしい保育園の風景です。
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年長が外にいなかったので、お部屋を覗いてみると…
何やら調理をしていますよ。
りんごです。
ピーラーで皮をむき
刻んでいきます。ほっほ〜、うまい!
こちらも上手!
どの子も結構手慣れたもんです。
切り屑の片付けも手慣れてます…。笑
切り終わったリンゴを、次はフライパンで焼いていきます。
その間に生クリームも作ります。
焼きあがったりんご。
一つつまんで食べてみたら、甘酸っぱくて、もうほっぺたが落ちそうなほど美味しいです!!
りんごのコンポートというか、焼きりんご?を作っているのでした。美味しい美味しい冬の手作りおやつです。
隣の部屋では同時進行でお正月の願いごとを書いています。字の形が分からない時は先生に紙に書いてもらい、それを見ながら自分の気持ちを文字にしていきます。みんな満足そう。
年長さんの落ち着きや集中、そして作業の的確さには改めて驚かされます。他の学年とは風格が違いますね。
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ということで、今年もいよいよ大詰めとなってきました。年末年始の妙福寺(お寺)は住職的に結構な激務なんです。盆、暮れ、正月が忙しいのがお寺というところです。私は子供達の平和な姿を眺めながら、心の中で少しずつ戦いの準備を始めているのでした…。
え、私の願い事ですか?
いつの日か、年末年始をテレビでも見ながらの〜んびりと過ごたい…。
無理かなー?! 笑
芋煮会
[令和1年12月14日]
12月の保育園の風物詩、芋煮会(12日)を行いました。年長児の手作り芋煮をお迎えの親子にを振舞って、ほっと一息ついてもらう行事です。
案内係が交代で張り切ってくれています。
案内だけでなく調理も配膳も接客もすべて年長児が担当。全園児、親子それぞれに一杯ずつのあたたかい芋煮です。
お味はママ達から大好評。「すごく美味しい!」という感想をたくさんいただきました。以前うちに勤めていた山形出身の栄養士が残してくれた、山形県人直伝の芋煮レシピと、保育園こだわりのだしと食材、そして子供達の真心がこもった手作りです。美味しくないわけがありませーん!(^^)
こちらも恒例、ドラム缶の焚き火。すごくあったかいんです。時々火の粉が舞い上がると子供達から大きな歓声が上がります。「きれい!」「花火見たい!」「どこまで飛んでいくんだろう?」「蛇みたい、火の蛇だ!」などなど、それぞれの感性で様々な言葉が飛び出します。舞い上がる火の粉を目で追いかけているうちに、その向こうに光る星や、夜空を飛ぶ飛行機を見つけたりもしていました。
今回嬉しかったのは例年にも増して皆さんがこの行事をのんびりと楽しんでくれているのを感じられたことです。私は芋煮会の間ほとんど焚き火のそばに座っていましたが、皆さん思い思いの場所で家族や友達とお喋りして楽しそうでした。そして、私のところにも色々なママが話しかけてきてくれて、普段なかなかできないような話をすることができました。「園長先生、御朱印て書いてもらえるんですか?」とか「園長先生、〇〇さんてご存知ですか?」とか。笑)はいはい、御朱印は頼まれれば書きますし、〇〇さんは大学水泳部の時の一つ上の先輩でめっちゃよく知ってます。「今私の直属の上司なんです。」と。えー!驚いたな!!なんか不思議なご縁の繋がりが妙に嬉しい話題でした。〇〇さんに久しぶりに会いたいなー。(^^)
焚き火の終盤に薪が足りなくなって、年長の工作用の建築端材を投入したのですが、これがちょっとよくありませんでした。火の粉が大量に舞い上がり、風が吹くたびに私たちを襲ってきます。怖い怖い、危ない危ない。いい勉強になりました。来年以降は十分気をつけていきます。
こちらは先日年長が掘ってきた大根。こうやってしばらくテラスに干した後、ぬかに漬け込んでたくあんにしていきます。すべて子供達の手作業です。
芋煮会が終わると、いよいよ今年も大詰めです。
お遊戯会前
[令和1年12月2日]
先日お遊戯会の総リハーサルを行いました。各クラス順番に、本番同様の衣装や装飾で出し物を発表します。子供たちは互いのクラスの発表を鑑賞し合いました。大きい子は小さい子の発表を見て一緒に歌い、小さい子はお兄さんお姉さんの劇を憧れを持って眺めます。この総リハーサルの和やかで温かい雰囲気が、私は大好きです。
散華舞曲。きらびやかな稚児に扮した年長女子が花びらを散らして会場を荘厳します。仏様をお迎えする準備です。
その日の午後、テラスでの一コマ。
うちは昼寝の時間に職員が椅子を一つ一つ拭いてテラスに干すのですが、この日は昼寝をしない4歳の子が数名その作業を手伝っていました。布巾で一つ一つ丁寧に拭きながら、あれこれと会話も弾みます。これも私の好きは風景の一つ。
子供達はいつも、何をするのも、とても生き生きしていて楽しそうです。