すき焼き
[平成30年11月15日]
今日のお昼はすき焼き(すき焼き風煮)です。全体の分は給食室で作りますが、3歳クラスは自分達の分を子供が調理することになりました。
こなれた手つきで豆腐や野菜を刻む子供達
みんな落ち着いて作業をしていて、包丁の扱いにも危なっかしさがほとんどありません。さすがです。
上等なお肉!
超巨大原木シイタケ!(園庭で子供達が収穫)
白菜や
人参、シイタケなどの野菜を炒め
完成しました。おいしそー!
ただでさえ美味しいすき焼きですが、自分達で調理したすき焼きの味はそれこそ最高です。どの子も食が進みます。「うん、この焼き豆腐おいっしい!」って、お肉じゃなくて豆腐かい!笑)
調理は五感です。目で見て食材の色や状態を確かめ、触って感触を味わい、トントンジャージャーグツグツと、切って火にかけて音と匂いを楽しみ、モグモグ食べてあー美味しい。食材の一つ一つに興味や関心が向き、それらを組み合わせて美味しいご飯ができあがる感動を味わう。料理は刃物を扱うので無理や乱暴をすれば怪我をします。落ち着いて冷静に作業をする大切さを学びます。食材を順番に調理しますので、段取りの大切さも学びます。保育の視点から見れば、「作って食べる」という生活の一番基本的なことの中に大事な教育が溢れているということです。自分達で作って食べることは、最高の食育であり教育なんだと思います。ご家庭でもぜひ大切にしていただきたいです。
3歳の調理保育でした。
ケンケンパ
[平成30年11月12日]
3歳が楽しそうにケンケンパ。いやよく見たらケンパケンパでした…。笑
後ろ姿になんとなく意気込みが感じられます。(^^)
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こっちはマジで意気込みというか気合いが必要でした。何をやったかと言うと、この八角形ウッドデッキの移設です。ハードウッドで作られたデッキはとにかく重い。女性の場合8人でやっとこさ持ち上がるような重さなんです。これを男2人で移動。とてもじゃないですが、ケンケンパなんて感じにはいきません…。
最近はこんな風に年長テラス前に置かれていましたが、
その前は汽車の横、
更にその前はコブシの根元でした!(2006年、設置当初の写真)
2006年…。ということは12年もののウッドデッキです。意外と長持ち。私はここしばらくずっと、これを3歳前のエノキの根元に置きたいと考えていました。ただ重すぎて作業がとても大変なので、なかなか腰が上がらずにいたというわけです。
で、良い感じに仕上がりました。まるでずっと前からここにあったような佇まい。素晴らしいです。(^0^)
ついでにこれもやりました。少し土を掘って丸太を埋めて枠づくり。
こうやって園庭は毎日、毎月、毎年、少しずつ姿を変えています。
園庭の変化は園の保育の変遷のようなものですね。保育者の思いや願いと子供達の実際の遊びの姿とが響き合って、生き物のように常に変化していきます。ケン、ケン、パッ!
アロマセラピー
[平成30年11月9日]
園庭のカツラの木が黄色く色づき始めています。(例のブラックバナナの木です。)
カツラは落葉の時期になると綿あめのような、キャラメルのような、甘くていい匂いを放ちます。葉に含まれる成分が、なんと水飴の成分と同じなんだそうです。紅葉時期になるとその成分が増えて、落葉して乾燥すると一気に匂い立つということらしいです。プール前のこの2本のカツラの木の周辺も、今まさに甘〜い匂いが立ち込めています。雨上がりの頃が一番匂うみたいです。保護者の皆さんもぜひ嗅ぎに来てください。あ〜、いい匂い!
ネットで調べたら、このカツラの甘い匂いにはなんと抗がん作用もあるらしいです。自然の力ってすごいですね。こうした自然のアロマに包まれて遊べる子供達はしあわせです。あ、先生達もですね。エブリデイ・アロマセラピー。(^^)
と言いつつ、今日は雨でしたので、ここぞとばかりに室内でお遊戯会の練習が行われていました。
ピアノ伴奏もがんばってますね。良い響きです。
演じる側も見る側も、とにかくすごく楽しそうにやってます。
御会式が終わったとたん、お遊戯会の足音が音を立てて近づいてきました…。笑
うめぼし組
[平成30年11月4日]
御会式明けの月曜日、気持ちのいい林です。
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ところで、ある年の卒園式の謝恩会でお父さん達が出し物をしてくれました。そのグループ名は「うめぼし組」。私はこの名がとても気に入って忘れられずにいます。今年の御会式で、その「うめぼし組」の名称を看板にしたお店が登場しました。
御会式では、長年にわたり地元の商店街が焼きそばのお店を出してくれていました。ところが昨年、メンバーの高齢化などで継続が難しいという話があり、悩んだ私は思い切ってある卒園児のお父さんに相談しました。
「商店街のお店を引き継いで、卒園児保護者のお店をやれないでしょうか?」
そこから急ピッチで話が進みました。そのお父さんは私の話をとても前向きに受け止めて下さり、早速仲間を募り、商店街のおじさん達からアドバイスをもらい、焼きそばのお店を実現してくれたのです。そしてそれが大成功。今年はより多くの力を結集してパワーアップしたお店にするという流れになりました。
今年のお店の方向性についてお寺で事前に打ち合わせをしている時、あるお父さんが言いました。「妙福寺保育園の保護者OBがやっている店だということをアピールしたい。お客さんだってそういう店と分かれば安心できるし、同時に保育園のアピールにもなる。」……なんてありがたい言葉…。保育園には、卒園してもこうして園を愛し応援してくれる熱いサポーターがいてくれることを改めて実感しました。
そこで私の頭の中にすぐに浮かんだのが「うめぼし組の店」だったのです。なぜならそのお店の中心メンバーがまさに元祖うめぼし組の方々だったからです。実は私はあの卒園式以来密かに、保育園OB会を「うめぼし組」として発足したらいいんじゃないかと思っていました。うめ組を卒園すると、園児も保護者もみんな「うめぼし組」に進級する。素敵じゃないですか。
パワフルに焼きそばを焼くお父さん達。焼きそば500食、その他モツ煮やハンバーガー、飲み物なども含めて全て完売したそうです。すごい。手ごねパティのオーガニックハンバーガー、抜群に美味しかったです!
保育園職員のお店も完売御礼。
奉納舞もちびっ子達が活躍してました。大盛況です。
翌日の「おえしきフリーマーケット」も56店の出店を得て大盛況。
御会式はお祖師さま(日蓮聖人)のご命日のお祭りです。今年は737回忌。お祖師さまにご縁をいただいた人々が繋がり、集まり、力を合わせてお祭りを盛り上げる。素晴らしい供養になったと思います。毎年この御会式には在園児だけでなく卒園児もその家族もたくさん遊びに来てくれます。「うめぼし組の店」が、そういうみんなの溜まり場のようになっていったら嬉しいです。
今年も晴天に恵まれて素晴らしい御会式を営むことができました。ありがとうございました。