保育園日記

蜘蛛の巣

[平成30年9月19日]

3歳クラスの林。

 

ある女の子が私のところに近づいて来て、あちらの方を指さして言いました。

 

「見てごらん。あそこに蜘蛛いるよ。」

 

 

本当です。ジョロウグモの巣。木漏れ日の中で糸がキラキラと光っています。きれいだな。

 

風に揺れる蜘蛛の巣に必死でピントを合わせながら写真を撮っていると、一度離れていったその子がまた何やら面白いものを持って帰って来ました。

 

 

「見えた。」と。

 

えー、園長先生にも見せて!と、早速覗かせてもらいました。本当に見えましたよ。嬉しいな!こうやって望遠鏡で見てみると、クモがすごくクローズアップされて見えてくるから不思議です。

 

 

嬉しそうな表情。

 

 

子どもの感性のみずみずしさを感じる、可愛くて幸せなひと時でした。

 

砂場

[平成30年9月6日]

砂場を改修して少し時間が経ちました。

 

 

砂は予想通り、固まりやすくて良い感じ。子供達は型抜きや団子作りに夢中です。目が均一でさらさらしているので、触っているだけでも気持ちのいい砂です。

 

 

以前の砂に比べて水が溜まりやすくなったので、川や池を作って集中して遊ぶ姿が増え始めている模様。

 

4歳男子が溝を掘り、5歳女子がせっせとバケツで水を運んでいます。「はい、もっと汲んできて!」と声をかけられて、彼女は何度も何度も砂場と蛇口を往復。オイオイ男子チーム…、と思いましたが、まぁどちらも楽しそうなので良しとしましょう。(^^)

 

 

ウッドデッキの方もナイスな感じ。

 

 

広さ、高さ、形状などちょうどいいみたいで、素敵な遊びの舞台になっています。

 

 

園長自作のミニテーブルも一応活躍中。(^^)

 

 

こちらも覗いてみると、

 

 

だいぶ楽しそうです。スープを作っているそうですが、毒入りなんだそうです。え〜?、怖いな。って言ったらすかさず答えが返ってきました。

 

「でもね、食べれる毒だよ。」

 

…… え〜?、それもまた怖いな。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

ところで、先週の学生の見学に引き続き、今日は今年新卒で採用した保育士の母校の教授が園を訪問してくださいました。お忙しいなかありがとうございます。教え子2人が元気に働いている姿を見て安心されたようです。いやぁ、彼らが笑顔でいてくれて私も安心しましたよ。笑)

 

 

 

 

約2時間、卒業生の働く姿だけでなく園環境や子供達の遊びの様子もたっぷりとご覧いただきました。年長男子と一緒に虫探しまでしてくれました。とても光栄なことです。保育実習の巡回で養成校の先生がお見えになることはありますが、就職後にこうして園に来てくださるケースはなかなかありません。幸せです。卒業生も、そして園も。

 

 

養成校からも信頼される園になれるよう、頑張ります。(^^)

 

園見学

[平成30年8月27日]

私は週に一度(前期のみ)立正大学社会福祉学部で講義をしています。「仏教保育」という科目ですが、もうかれこれ10年以上担当させてもらっています。今日はその講義を履修している学生、つまり私の教え子が園を見学に来てくれました。嬉しいな♪

 

 

境内環境を案内していると足元にアリの大群を発見。よく見るとミツバチとイモムシに群がって、すごい速さで巣穴へと運んでいるではないですか!ミツバチもイモムシも体をくねらせたり足をばたつかせたりして抵抗していますが、アリのパワーには敵わないようです。切ないですが自然の摂理。

 

しばらく様子を観察しながら、あれやこれやと議論に花が咲きます。子供達にも見せたかったな!

 

 

園庭に戻ると2歳は木陰で水遊び。

 

 

4歳女子はなにやら手作業に夢中。

 

 

ペットボトルを細かく切って好きに色付けして、それをオーブンで焼いたものだそうです。くるっと丸まって筒状になっています。

 

 

これに糸を通して繋げたら、ネックレスなどのかわいいアクセサリーに大変身。

 

 

別の女子が「これ私が作ったの。」と教えてくれたパフェ。まるでこんにゃくのような石も入っています。低カロリーでお通じにも良さそう。笑)2本の枝はストローかと思ったらチョコレートスティックだそうです。え、美味しそう!(^^)

 

 

こちらの年長女子はコマ回しの練習中。

 

 

だいぶ上手な子もいます。

 

木森の多い妙福寺の環境ではありますが、それでもとにかく今年の夏は危険なほどに暑くて、室内での遊びも多めになっています。学生たちには、屋外で様々な遊びを展開する子供達の様子を見てもらえたら良かったですが、まあこれもうちの園の日常の一部です。

 

まだ3年生ですから就職は少し先ですが、その間にぜひ色んな園を見て色んなことを感じ、良い園に巡り合って良い保育士になってほしいです。うちの園がその一つになれたら嬉しいですね。

 

がんばろー!(^0^)

 

砂場の改修

[平成30年8月20日]

園児と保護者の皆様はご存知と思いますが、ただいま砂場の改修工事を行なっています。この数日間に急ピッチで出来上がってきました。

 

 

太い丸太を組み合わせて新しい砂場の枠を作りました。面積は以前の砂場より大きくなるはずだったのですが、組み上がったのを見てみるとなんだかあまり変わらないような…。というより丸太が太い分、逆に狭くなったような感じも…? ……… ドンマイです。笑

 

 

隣に大きめのウッドデッキを設置。これ、園長デザインです。(^^)

 

と言うとカッコよく聞こえますが、まぁ要するに設置場所だけでなくデッキの形や大きさ、板の方向などを私が提案したということです。結果、なかなかイイ感じ!

 

 

さらに、遊び道具をすぐ出し入れできる遊具置き場も作っています。

 

 

早く完成しないかな〜。と、子供も楽しみにしています。

 

「ここに水を入れたら、川になるんじゃない?」

 

と素敵な提案をしてくれました。いやぁ、私も思いは一緒ですよ。井戸を組み上げて園庭に川を流し、その川が注ぐ池を作り、その中に入って遊んだりその水を使って存分に砂遊びができるような環境を作りたいですね。いつかきっとやりますよ。

 

ところで砂場の砂にどういうものを使うかご存知でしょうか。考え始めると砂も本当に色々なんです。まず大きく分けて川砂と山砂。砂場には一般に川砂を使うことが多いと思いますが、今回は敢えて山砂を入れることにしました。業者にお願いして事前に幾つかの砂のサンプルを取り寄せ、色々触って決めました。砂の違いによって子供の遊びはきっと変わってくるはずです。今回の砂で遊びがどう変わっていくか、それを見て確かめたいのです。今回の砂はぎゅっと握ると固まるような砂です。トンネルを掘ったり山を作ったりしやすい砂になるはずです。これは一つのテストです。遊びにこだわる園では、川砂と山砂で別々の砂場を作るような園もあるんですよ。何気なく当たり前にあるような砂場の砂ですが、とても大切な教育の素材だということです。

 

山砂は石や泥の混入も多いので、今回はきちんとふるいにかけたきれいな通し砂を入れます。当然のことながら、コストは大分かかっちゃってます。ワオ。色々試しながら納得のいく良い砂を見つけ、ゆくゆくはそれを使ってもっと大きな、というか巨大な砂場を作りたいと思っています。

 

と、いつも夢ばかり語っています…。笑) とにかく楽しみ!

 

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