アトリエ
[平成27年4月20日]
新年度に入り園長は超絶多忙状況(園務以外で)に陥り日記の更新が滞っておりました。が、久しぶりに年長の活動を報告します!
本日のテーマは「林のアトリエ」。
ということで、朝から林にこんな環境設定をしていたのですが、思ったよりも早く雨が降り始め…(涙)。このまま雨を楽しみつつ雨水で絵の具の活動を展開することも考えたのですが、ここは担任の判断で、設営がほぼ完了した直後でしたが腹を決めて撤収開始!
で、急遽保育室内に再設営。とにかく超特急!速いです。職員さすがのチームワーク。
そして、活動を開始!
絵の具を混ぜて色の変化を楽しんだり、
こちらのアーティストは青に夢中。
室内全域で様々に活動が展開。
なかなかすごい状況です。どの子も思い思いに絵の具と親しみ、色の変化を楽しみ、とにかく熱中。
塗りたくった絵に障子紙を押しつけて剥がすと…、
素敵な模様を写し取ることができたりします!
絵の具の活動は、自由にやると最後は結局意味不明な黒っぽい作品(?)になってしまったりします。それを見ただけでは活動の中身がなかなか伝わらないかも知れません。でも、その過程には子ども達のすごい集中があります。絵の具の感触を楽しむ子、色の混ざりや変化を楽しむ子、気に入った色をひたすら塗り続ける子、自分の筆から描き出される思いがけない模様を楽しむ子。
「紫になった!」
「虹みたい!」
「カレーライスの色。」
「これはね、子どもしか食べられない辛いスープなの。」
一人で熱中したり、友達と協力したり、想像力を働かせながら、実験し、試行錯誤し、発見し、驚き、そこからまた様々に発展し、展開していきます。そうやって最後にこんなものができあがってくるのです。
今日は林での絵画活動ということで入念に準備を進めてきましたが、林イコール自然相手ですから、やはりどうしても天候に左右される部分があります。天気の具合を見ながらの難しい判断を迫られるなかで、リーダーである年長の担任は少なからず緊張したことと思います。でも、腹を決めて場所を室内に変更し、結果としてとても充実した素晴らしい活動になりました。大人も子どももみんな大満足。室内にも関わらず、子ども達は本当にダイナミックに活動を展開してくれました。
この活動はきっとこれだけでは終わりません。今日のこの作品が、これから保育の中でどのように展開していくのか、とても楽しみです!