保育園日記

雨、雨樋、雨粒。

[平成30年4月26日]

昨日の午前中、お天気は土砂降りのような雨でした。

 

雨が降って困るのは、園舎の屋根の雨樋です。うちの雨樋はもう年がら年中詰まっています。屋根よりウンと高い大木に囲まれているので仕方ありません。掃除してもしてもすぐに落ち葉が詰まって、終いにはそこからケヤキの新芽が芽吹いちゃったりもします。(^^;;) だからほとんど諦めてます。緑の少ない現代の東京にあってはある意味贅沢な悩みとも言えるのかもしれませんが、実際のところ雨樋から溢れた水がテラスにビシャビシャ跳ねて、毎回なかなか悩ましい状況です。

 

(実は、落ち葉が詰まらないという画期的な雨樋の見積もりを取ったのですが、価格が高くてなかなか踏み切れずにいます…。)

 

 

でも、そんな悩みを吹き飛ばしてくれるような楽しい光景に出会うこともあります。

 

 

土砂降りの最中、年長のテラス前に並べられたバケツ。その上のコップにはバケツと同系色の色水が…。よく見ると、そのコップの中にボタボタと雨樋の水が滴り落ちて来ています。

 

 

「先生、これ入れたらどんな色になるかな?」と、子供が絵の具のチューブを選んで担任に相談しています。滴り落ちてくる雨樋の水を使って色水遊びをしている模様。あれやこれやと子供達は研究熱心です。

 

 

選んだ絵の具を絵筆の先にちょこっとだけ出してもらい、その筆をコップの中に投入してかき混ぜます。

 

 

「〇〇ちゃん待って〜。濡れちゃうから傘さしてあげる。」

 

と、後ろから傘を差し出して子供の活動を見守る担任。その傘もカラフルです。(^^)

 

 

「あ、色が少し変わった!」 「きれいな色になった!」

 

そうやって、しばらく遊びが続いていきました。楽しそうな歓声。とっても楽しい雨漏り(?)の色水遊び。土砂降りさんありがとう。落ち葉の詰まった雨樋さん、、、うーん…、ありがとう。

 

 

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そんな光景を「ニクいね!」と楽しく眺めつつその向こうに咲いている花壇を撮影していると、一人の男の子が近づいてきて言いました。

 

 

 

 

「園長先生、もっときれいなのあるよ。それ撮ったらいいんじゃない?」

 

「え、どれどれ?」

 

「ほら、」

 

 

「これ。この葉っぱ、きれいでしょ。」

 

 

ジーン…。

 

 

「近くでさ、大きく撮ったらいいんじゃない?きれいだよ。僕、そういう本持ってるもん。」

 

 

再び、ジーン……。

 

 

感動しちゃいましたよ。まさか咲き終わったチューリップの葉っぱのところへ案内されるとは思ってもみませんでした。でも、この葉っぱの上に乗った雨粒がまるで宝石のようにきれいです。この男の子は、それを私に教えてくれたのです。

 

 

ああ……、雨さん、雨粒さん、心からありがとう。

 

 

ニクいね!!(^^)

 

 

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雨上がりの午後、その子ども達が園庭で野球をしていました。繰り返しますが、園庭で、野球ですよ…。笑

 

 

そしてクラスの壁面には、その子達が掘って観察して描いた筍。

 

 

も〜、雨後の筍みたいにスックスク育ってちょうだい!子ども達っ!!

 

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