保育園日記

スイカ

[平成30年6月23日]

年長のテラスに優しい色合いのスイカが干してありました。

 

 

これは絵の具で色付けしたのではありません。

 

 

子供が園庭のヤマモモとシロツメクサをすり潰して赤と緑の色水を作り、それで染めたらしいです。優しい色。素敵だな。

 

担任はこれで夏のうちわ(盆踊り大会に向けて)を作りたいようです。いいですね。しばらくすると茶色く変色するかもしれません(いや、しないかな?)が、それもまた自然の魅力です。

 

「スイカの匂いがするよ。」と、そばにいた子が教えてくれました。

 

嗅いでみると確かにスイカっぽい…。植物で染めているせいか干し草のような匂いがします。子供はそれを「スイカの匂い」と感じ取っているようです。化学香料のスイカフレーバーよりはるかに本物を感じさせる匂いです。色だけでなく匂いも大切な刺激です。

 

 

そんな年長のテラス前には、かわいいスイカの花が咲きました。

 

 

給食で食べたスイカのタネを、子供達がプランターに植えて育ててきたものです。花が咲けば実がなります。さあ、今年はうまく育つかな〜?

 

 

部屋にはこんな絵本がおいてありました。

 

 

えーと、他にもやたらと色んなものが植えてあります。笑

 

 

メロンもかわいい芽を出して、

 

 

ミニトマト(右)も芽吹いています!ヤマモモは恐らく植えたばかりでしょう。(^^)

 

 

子供達は、食べたら植え食べたら植えして楽しんでいる模様。

 

 

 

アジサイがきれいです。

 

 

お部屋のなかにもきれいに咲いています。

 

 

子供達が春に植えた草花の種も青々と育ってきています。

 

 

恵みの雨が大地に潤いを与えてくれる季節。自然の緑に触れると人間の心も潤うような気がします。  

 

 

季節の自然に存分に触れて楽しむこと、食べること、育てること、それらがそのまま遊びにつながり、その遊びの延長線上に行事の準備や製作もある。すべてが子供の遊びと深く結びついて、混じり合って一つになって進んでいく保育。逆に言えば、全てのことが子供の生活と遊びの中から生まれ広がっていく保育。

 

 

今、私達が一番大切にしたいと思っていることです。

 

ムクゲ

[平成30年6月23日]

真っ白くてきれいなムクゲの花が咲き始めています。

 

 

次々と咲くので遠慮なく摘み取って遊びに使えちゃう、とっても素敵な花木です。

 

 

一つ摘んで4歳の男の子に手渡すと、そっと匂いを嗅いで嬉しそうに言いました。

「あ、いい匂いがしてきた!」

 

そばで見ていた女の子が近づいてきて私に教えてくれます。

「その花ね、お水入れて潰すとネバネバしてくるよ。」

 

すると、男の子もにっこり笑顔ですかさず付け足します。

「納豆みたいにね!」

 

 

……いい会話です。子供の遊びが充実している証拠ですね。

 

 

見てよし、摘んで飾ってよし、嗅いでよし。潰してよし。

 

ムクゲのヌルヌルは言わば天然のスライムです。最初のうち気持ち悪がる子もいますが、慣れるとこれが結構病みつきになるんです。(^^)

 

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