どろんこ滑り台
[令和5年5月18日]
田植えに続いてどろんこの話題ですが、今日4歳の子供達がすごい遊びをしていましたよ。
なんと言えばいいのでしょうか…、どろんこ滑り台です!
元々は築山の泥をヌルヌルにして滑り台というかスライディング遊びをしたかったようなのですが、やってみたらいま一つ滑りが悪くて面白くないということで、途中から樹脂製の滑り台が追加投入されたということのよう。
滑りが良いので子供達も大満足です。ドロドロのどろ沼?にまっしぐら!
4歳クラスは最近継続してどろんこ遊びを展開してきたのですが、担任が想定していたほどには子供達がいまひとつダイナミックになっていかないということが保育会議の議題になっていました。
でも今日は一皮剥けた感じですよ。どの子もみんな「これぞどろんこ!」という感じで大胆に遊んでいます。
美しいアート作品もできてます。
ダイナミックじゃなきゃダメということではないのですが、どろっどろの泥まみれになるこの感じがやっぱり泥遊びの大きな魅力の一つでもありますよね。なので、子供達がそれを経験できるような仕掛けづくりをしよう、ということでこんな展開になったようです。
そして、ここからさらに「静」と「動」それぞれの泥遊びが深まっていって欲しい、と考えているようです。
とにかくまぁ、今日は存分に遊んだぜー!
こちらは4歳ではなく1歳児です。
楽しそうにドロ雑巾をかけてますよ。笑
1歳の頃って泥汚れに抵抗があって嫌がることも多いですが、今年は優秀?ですね。(^^)
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ところで、今日は東洋大学子ども支援学科の伊藤ゼミの学生さんが8名見学に来てくれました。
林で一緒に遊んだり、
園庭で一緒に虫の観察をしたり。
おっとこちらは学生じゃなくて育休中の職員です。笑
1月に生まれたばかりの赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました。みんなで可愛いお顔を覗き込んでいます。
伊藤ゼミの保育学生さん達はみんなとても熱心に話を聞いてメモを取り、活動を視察し、子供達と一緒に遊んでくれました。そして「楽しかったー!」「ずっと一緒に遊んでたい!」などと嬉しいことを言ってくれました。中でも嬉しかったのは「保育実習に行くのを緊張してたけど、すごく楽しみになってきた」という言葉があったことです。保育の仕事は大変な部分もたくさんありますが、基本的にとても楽しいものです。うちの園でそれを感じてもらえたのは嬉しいですね。
それぞれの実習先でも精一杯楽しみながらがんばって欲しいです。そして晴れて資格を取られた暁には、ぜひうちの園の仲間になることも考えてみて欲しいです。一緒に楽しく豊かな保育を作っていきましょう。(^^)
という感じで、今日も楽しい1日でした!
田植え
[令和5年5月16日]
今日、年長の子供達が田植えをしました。
園では毎年田んぼをしています。土作りから田植え、収穫、脱穀、そしておにぎりにして食べるまで、すべて年長の子供達が手作業で行っています。
田んぼのやり方は過去色々試しましたが、7年前からこのトロ舟田んぼが定番になりました。サイズ感が良く、必要に応じて移動もできるのでとても便利です。
まずは土づくり。(4月後半)
トロ舟から去年の土をほじくり出して
全部広げて古い根っこやゴミなどを取り除きます
塊を砕いて細かくして、それを広げて天日干し。
足で踏んでほぐす、を繰り返し
ある程度できたら再びトロ舟に戻します
新しい土も補充して
足で踏んで
ならします
米農家の伊藤さんが秋田から飛行機で駆けつけてくれました
子供達に田植えを教えてくれます
実は、この伊藤さんは園の給食のお米を作ってくれている農家さんなんです。子供達が毎日食べているお米は、伊藤さんが丹精込めて作ってくれる無農薬特別栽培の「あきたこまち」です。園はかれこれ20年ほど前からこの伊藤家のお米を直越契約で仕入れています。
その伊藤さんをお招きしての田植え。苗も伊藤さんが秋田から送ってくれたものを使用します。素晴らしいですよね!(自画自賛)
一本一本丁寧に選り分けて
田んぼに植えつけていきます
みんな真剣
そばで見ていた1歳さんもやっちゃおー
そして完成しました、妙福寺のトロ舟田んぼ。
みんな、お疲れ様でした。
遠くの田んぼを借りて遠足のような感じで米作り体験をする園もあると思いますが、うちはもっと身近に日常生活の一環として田んぼをやりたいと思ってこうしてきました。こうやって植えた稲を、年長の子供達が日々お世話して育てていきます。水やり、草取り、穂が出てきたら鳥よけの設置などをし、秋には実りに感謝してお米を収穫し、そのお米でおにぎりを作ってみんなで食べます。
日頃園で食べているお米の生産者に会う。その人に直接田植えを教えてもらう。そして自分達でもお米を育ててみる。そして食べる。こうした一つ一つの経験が子供達のなかに染み込んで、きっと心を豊かにする基礎になってくれると思います。保育園はそういう機会を一生懸命作る場所なのです。
子供達よ、お米と一緒に豊かに実れ!