保育園日記

大根掘り

[令和6年11月22日]

今日は年長さんの大根掘りです。

 

いつもお世話になっている、西大泉の内堀農園さん。

 

 

大都会東京の一角でありながら徒歩圏内に大きな畑があるのは幸せなことです。以前にも少し書きましたが、練馬は今、まちのあり方という点で世界から少し注目されているみたいなんです。消費者と生産者の距離が近い「食農一致」が、なんと世界最先端と言われているそうです…。いやいやいやいや…、取り残されていたような「東京の田舎」の風景が、一周回って最先端?なんだか微妙な気分ではありますが、いずれにしても食農一致は良いことです。農家さんに頑張っていただき、私たち住民も一体となって応援し、子ども達のためにこの環境この風景をこれからも残していけたらなと思います。(^^)

 

 

 

一人一人好きな大根を選んで掘ります。

 

 

葉っぱに埋もれるちゃうよ〜!

 

 

よく見えませんが、太くて大きな青首大根!

 

 

重い、重い!

 

 

嬉しそうに運んで、

 

 

集めて、並べて、眺めます。

 

 

美しい。

 

 

こちらも。

 

 

掘り終わった後、内堀さんがプレゼントをくれました。

 

子ども達はその形状の違いにすぐに気づきます。細くて、長い。

 

知らない人が見たら「育ちの悪い大根」と思うかもしれませんが(笑)、これがあの有名な「練馬大根」です。練馬大根というのは、実は練馬で生まれた「練馬尻細大根」という品種のことなんです。

 

練馬の地域は火山灰が厚く積もった関東ローム層と呼ばれる赤土の台地になっており、まずこの分厚い赤土層がダイコン、ゴボウ、ニンジン、サツマイモなどの根菜類の栽培に適しているのだそうです。そして、大根は栽培される場所の土の性質によって形状が大きく変わるため、練馬の深い赤土がこの「細くて長い」大根を生み出した、ということのようです。

 

練馬地域での大根生産は江戸時代から盛んになり、やがて国内有数の名産地となりました。「練馬と言えば大根、大根といえば練馬。」と言われるほど全国的に有名になったのです。細くて長い練馬大根は「たくあん漬け」に向いていたため、大根とともにたくあん作りも盛んになり、明治大正期には練馬のたくあんが軍隊の食糧として採用されていたりもしたそうです。

 

今日子ども達が掘った大根は、テラスで干して全部たくあん漬けにします。年長児の冬のお仕事の一つです。青首大根と練馬大根、仕上がりがどんな風に変わるのか、今から楽しみです。

 

 

どーん、じゃんけんぽい!

 

 

 

 

大根掘りの後、帰路の道沿いにある公園で遊んで帰りました!

 

このページのトップへ