寒いです
[平成19年11月23日]

先日、年長児の卒園記念写真を撮りました。 お行儀よく、撮影は2枚であっさり終わってしまいました。
子ども達の行事服姿を改めてじっくりと眺め、 ついこのあいだ年長になったばかりだと思っていたのに、 みんな立派になったなあ、としみじみ感じました。 体が大きくなりましたし、表情も大人びてきています。 ところで、寒いですね。 境内のケヤキやイチョウ、その他の木々の葉も まだまだしっかり残っている状態なので、 景色からはどうも「冬」を実感できません。 しかし気温は真冬並みでしょうか…。 山のほうは大雪で、今日からスキー場が軒並みオープンの模様。 この3連休はコンディション最高みたいですね〜。
ちなみに私はスキーをこよなく愛する者の1人ですが、 寺の仕事は土日が中心ですので3連休もお仕事です。 初滑りはいつになることやら。涙 もうすぐ12月。 成道会(じょうどうえ)おゆうぎ会が目前です。 準備が着々と進められています。
1、2歳児の予行練習はもう終わりました。 かわいいですよ〜!どうぞ本番をお楽しみに!!
今年もマルタと共演
[平成19年11月6日]

園生活に関するものではない話題が続いていますが、すみません。
今年もサックス奏者のMALTA氏(写真)と共演します。 舞台は昨年同様、江古田蓮華寺の御会式です。
内容の詳細は昨年の記事を参照していただきたいのですが、 今年も同じメンバーで、本堂を舞台に音楽法要を行います。
リハーサルは2回。 それも約6時間にわたる長丁場。 昨日その2回目のリハが行われたのですが、 とにかくもうクタクタ、ヘロヘロです。苦笑 お経、声明とジャズトリオのコラボレーションがかなり面白いと思います。 このメンバーでの法要(公演?)は今回が最後だそうです。 お時間ある方、ぜひお出掛け下さい。
ただ残念なことに、小学生未満は入場不可となっています。 本当は園児達親子でぜひ来て欲しいのですが、ごめんなさい!
「江古田のお会式」
日 時:平成19年11月10日(土) 午後5時開演
(途中入場は一切できません、ご注意ください)
会 場:蓮華寺(中野区江古田1−6−4)
出 演:日蓮宗声明師6名、マルタ(サックス)、ジーン重村(ドラム)、布川俊樹(ギター)
入堂料:お布施として志をお納めください。
※小学生未満、入場不可。 ※駐車場はありません。 ※西武池袋線江古田駅から、タクシーで10分くらいです。(哲学堂下の蓮華寺) ※バスの場合 中野駅北口から関東バス停2番から(中24)「下徳田橋」「中村橋」「丸山営業所」 行きに乗り、6つ目の蓮華寺下」下車
おえしき
[平成19年11月1日]
11月2日と3日は妙福寺の御会式(おえしき)です。
保育園からは代表として年中児と年長児が法要に参加します。
御会式は日蓮さまのご命日(10月13日)に合わせて 各地の日蓮宗のお寺で営まれる伝統行事です。
日蓮さまの徳を讃え、心を込めて報恩法要を営みます。 御会式のメインは本堂で営むこの報恩法要なのですが、 一般的には法要よりも、前夜祭に当たるお逮夜(おたいや)の 万灯行列(まんどうぎょうれつ)のほうが有名ですね。
江戸時代から続く、ドンチャカドンチャカと大変賑やかなお祭りです。
10月12日の池上本門寺を皮切りに、 やくよけ祖師の堀之内妙法寺、 雑司ヶ谷の鬼子母神などがとても有名です。
ちなみに妙福寺の御会式もこの地域では昔からとても有名でした。 御会式に合わせてたくさんのかご屋さん出店していたので 「小榑(こぐれ)のかご市」とも呼ばれ親しまれていたのです。 (小榑というのは大泉地区の旧称です)
ところが50年ほど前に寺の事情で数年間御会式を中止した時期があり、 その時を境にかご市は無くなってしまいました。
江戸時代からの伝統が途切れてしまって残念です。 関町に本立寺(ほんりゅうじ)というお寺があります。 妙福寺の旧末寺(8ヶ寺)の一つなのですが、 そちらの御会式は「ぼろ市」が立ちます。 こちらの市は今でもなんとか続いているようです。
「関のぼろ市、小榑のかご市」はこの地域の2大祭りだった と聞いています。 妙福寺の御会式は、かご市こそなくなってしまいましたが いまでも大変賑やかです。 夜店がたくさん並びますし、参拝に来る万灯は25にものぼります。
お寺の前の道は、夜7時過ぎから10時過ぎまで、 きらびやかな花万灯と賑やかな太鼓の行列、 またそれを見物するお客で一杯になります。 2日目は午後1時に近所の本照寺から天童練り供養(稚児行列)が 出発します。約30分練り歩いて妙福寺に到着。 お堂に上がって音楽大法要となります。 雅楽の調べ、かわいいお稚児さん、 保育園児達による讃仏歌、そして読経。 御会式の大法要は厳かな空気の中で営まれます。
まだお参りしたことの無い方はぜひ一度おいで下さい。
区民懇談会
[平成19年10月26日]
「練馬区の将来像を考える区民懇談会」をご存知でしょうか?
練馬区は将来どのような区になっていくべきか、 目指すべき将来像を検討する行政主催の会議体です。 この懇談会で示された将来像に沿って練馬区の基本構想が作られ 行政運営が行われることになります。
目標年次は平成30年代。 つまり今から10〜20年後の練馬区をイメージするのです。 どんな区になるべきか、皆さんはどうお考えでしょうか?
私は、私立保育園協会の推薦を受けて この懇談会の健康福祉分野分科会委員として出向しています。 果たして、この懇談会がどの程度効果のあるものなのか 正直なところよくわかりません。
懇談会の時間や回数が豊富にあるわけではありませんから 各委員から出てくる意見をまとめる方法は少々乱暴になりがちです。
担当の役人さん達は仕事だからやっているだけでしょうし、 これで区の将来像の骨格を決めていいの?と不安になります。
ただ、これまでにいくつか出向してきた区の会議は どれも同じようなものでした。 逆に言えば様々な分野から出ている委員が それぞれの立場で主張や意見を出し合うのですから、 多少乱暴、多少いい加減な感じでやらなければ まとめること自体できなくなってしまうとも考えられます。 そういう意味では、これで良いのかな・・・。
もちろん、こういう会議が全く無くなってしまったら それはそれで非常に怖いです。
議員任せ、役人任せではやっぱりいけません。 区民一人一人が声を出して区の骨格を検討し、 それに基づいて政策が実施されていく。 それはとても大切な、というか、 とても当たり前の仕組みなわけです。
さまざまな制約がある中で、少しでも良い将来像を 示せるよう、微力ながら頑張りたいと思います。 健康福祉分野、特に子育ての部分でご意見やご要望、 将来望む姿などありましたら、どしどしお聞かせ下さい。
「こんな地域にしていきたい」 「ここがこんな仕組みになっていたらいい」 「こんな場や制度が欲しい」 「こんなところに満足している」など、何でも結構です。 皆さんから意見をいただきましたら、会議にしっかりと 反映させたいと思います。
現在の世の中は、働きながら子育てするお母さんを 支援する対策ばかりが叫ばれているような気がします。 それは言わば経済優先の考え方で 本当の意味での子育ての支援ではありません。 私は、もっと根本的なところで 親が子育てに生き甲斐ややり甲斐を 感じられるような社会、 無理なく子育てに集中できる社会、 子育てに深い幸せを感じられるような雰囲気、 みんなが子育てをどんどんしたくなって、 それを社会全体が温かく見守る、 そういう社会にしていかなければならないと思っています。
そのためには、資本主義社会の中で 経済性とか経済的価値を常に優先しがちな私達自身の 価値観そのものを変革していかなければならない ということが、大前提としてあるわけですが。 月1回の会議、頑張ってきます。

