新年度
[平成31年4月5日]
新年度がスタートして、はや1週間です。光陰矢の如し。慣れ保育も慎重にそして順調に進んでいます。今が肝心。お父さんお母さん、しばらく少し大変ですが頑張ってください!(^^)
今日はちょっと汗ばむくらいの陽気。
うちの園の良いところは、まず遊びも散歩もすべて敷地の中で完結しちゃうってとこでしょうか。なんてったって15000坪。東京ドーム1個分…だそうです。
砂を新しく補充したのですが、かなりのてんこ盛り。
真ん中にある丸太のテーブルが、砂に埋まって丘の上のステージ状態になってます…。笑
もちろんままごとも、
素敵な感じで繰り広げられています。
「ほら、ギザギザしてるよ。」と、木の皮の裏側を見せてくれる女の子。これはシラカシの木の丸太から剥がれた樹皮で、内側に本当に硬くてギザギザした凹凸があるんです。
そのギザギザをガリガリやって遊ぶわけです。
ちなみにこちらがそのカシの丸太です。↓
以前子供達が「ゴリラのまち」と呼んでいた場所です。寺の境内で伐採したものを園庭に置いてあるのですが、改めて眺めるとだいぶ年季を感じますね。雨ざらしですからね…。まぁでもこれも自然の丸太の味わいでしょう。最近ゴリラはいないようですが、相変わらず子供達の良い遊び場になっています。
カシは漢字で書くと樫。木偏に堅いと書きます。木の質が硬いんです。樹皮も硬いわけです。ちなみに焼肉屋さんなどで使われる「備長炭」も、このカシの一種「ウバメガシ」から作られる炭です。ウバメガシはカシ類の中でも特に硬いんだそうです。炭になってもカッチカチ。笑)また、カシは英語で言うとオークです。ウィスキーの樽とかに使われるやつですね。うーん、素敵。まぁ西洋のオークと日本のカシは、全く同じというわけではないと思いますが。でもなんかロマンを感じます。
って、保育と全然関係ない話になってしまいました…。
こちらも素敵なままごと。
香りづけにウイスキーを少々…。ではなくて、花びらのスパイスでしょうか?
ん?
「石の火だよ」と。
なるほど!!
火加減の調節に余念がありません。
美味しそうな料理が出来上がっています!
暖かくなって境内の桜も満開。これからは芽吹きの季節です。しばらくは花ですね。子供たちの遊び中にもきれいな花びらや木々の若葉がたくさん使われていくと思います。自然の色の美しさ。爽やかだったり青くさかったりする匂い。ツルツル、ザラザラ、フワフワした感触、そういう何気ない身近な自然こそが子供の五感をフルに刺激してくれます。そしてそれが子供達の心を育てる大切な根っこになっていきます。
季節の移り変わりとともに変化していく子供達の遊びの世界を、今年度もゆっくりご紹介していきたいと思います。
ドッチボール交流会
[平成31年3月19日]
今日は近隣の西大泉保育園にお邪魔しました。年長クラスのドッチボール交流会です。妙福寺のうめ組(赤白帽子) vs 西大泉のたいよう組(緑帽子)。さあ、今回の勝負はいかに?!
年長児らしい投球フォームで迫力の試合展開!
どちらのチームも気合が入ります。
妙福寺の年中児さくら組(水色帽子)もポングを持って応援です!
3試合行って……結果は2敗1引き分け。毎試合僅差で敗れ、厳しい結果となりました。今回の交流試合は西大泉保育園の勝ち。たいよう組の子供達は大喜び、うめ組の子供達はションボリ、ションボ〜リです。
前回うちの園庭で行なった1回目の交流試合では妙福寺が2勝1引き分けで勝ちました。西大泉の子達はそれがかなり悔しかったらしく、園に戻って今日まで練習を重ねてきたようです。そしてつい最近別の園と交流試合をした際には、なんと全勝したそうです。勢いに乗りましたね!(^^)
前回が2勝1分、今回が2敗1分。ということで、トータルで今年の勝負は「引き分け」ということになりました。どちらのチームも素晴らしいです!
試合の後、なにやらきれいな紐が配られました。
この紐を使って、たいよう組の子供達が荒馬踊りを披露してくれました。運動会で披露した演目だそうです。ラッセーラー、ラッセーラー!の掛け声と太鼓のリズムに合わせて、力強く迫力ある踊りが展開。
最後は踊り方を教わって、みんなで一緒に踊りました!
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たいよう組の子達とお別れした後は、すぐ隣の公園でひと遊び。コンクリート製の大きな滑り台にみんな大はしゃぎです。
登り木。こちらもコンクリート製です。
子供達は楽しそうに遊んでいましたが、園長的にはこの2つの遊具は不安要素が満載でした。実際子供達の遊び方を見ていても危険を感じる場面がいくつかありました。低い位置に足場になるような切り株や枝などがあって低年齢の子供でも簡単に登れるようになっています。筋力のない、判断力のない子でも上まで登れてしまいます。それに塗装されたコンクリートの表面は滑りやすく、木登りにはふさわしくありません。張り出した枝も全てコンクリート製で自然の木の枝のようなしなやかさは全くありません。足を滑らせてバランスを崩せば硬い枝に頭を打ってかなり大きなダメージを受けることになりそうですし、万が一落下した場合には本当に危険です。これは木登りのイメージだけが先行して安易に作られた遊具だと思います。
上の滑り台も危険要素が満載なのですが、書き始めると説明が細かくなるのでやめておきます。普段、妙福寺保育園では子供の遊びにあまり制限を設けず、遊具の使い方もできるだけルールで縛らず自由にしています。それは子供が自分で危険性を察知したり安全性を確保したりながら遊ぶ力を身につけられるようにという願いがあるからです。でも、この2つの遊具はそういうレベルでは語れない設計の安易さがあるような気がします。子供が自分で学習しながら安全に遊べるようになる前に、大きな事故に繋がってしまう要素が満載です。コンクリート製の古い遊具はやっぱり怖いなぁ…と改めて感じてしまいました。
なんか全然違う話になっちゃいましたが、今日はとても楽しいドッチボール交流会でした。これからはぜひドッチボール以外での交流もしていきましょう!と向こうの園長先生と話しながらお別れしました。来年に向けて、何か考えていきたいです!(^0^)
卒園式
[平成31年3月19日]
16日(土)に卒園式が行われました。祖師堂で厳かな式を営み、34名の年長児を送り出しました。
地元の小学校の副校長先生をはじめとする来賓の方々が口々に、子供達が落ち着いていてとても立派だったと褒めてくださいました。私もそう思います。日頃思う存分遊んでいるからこういう時はメリハリが効くのでしょうか。うちの子達は落ち着いているし、人の話をよく聞くし、反応も素直で明るいです。やっぱりみんな「ほとけの子」ですね。
式典の後はホールで謝恩会が行われました。保護者の皆様が手作りで素晴らしい会を開いてくださいました。本当にありがとうございます。近年、パパ達の出し物が気合入ってきています。今回も大ウケ。私も相変わらずかり出されました…。楽しかったです!
この日は夜の二次会まで長丁場の1日でした。保護者の皆様もお疲れ様でした。皆さんと色んなお話をすることができ、とても心温まる1日になりました。ありがとうございました。
うめ組の子供達、これからも自分に自信を持って堂々と歩いて行って欲しいです!卒園おめでとう!
…とは言っても、もうしばらく保育園はあります!(^^)
里見浩太朗さん
[平成31年3月15日]
先日、保育園に珍しいお客様がお見えになりました。テレビの時代劇「水戸黄門」などでおなじみの俳優の里見浩太朗さんです。
というインターネット番組が始まり、その第2回の訪問先に妙福寺が選ばれたのです。ありがたいな(^^)。
この番組は、東京の町の中にある普通のお寺を里見さんが訪ね歩いて紹介していくというものなのですが、今回は住職の私が園長をしているということもあって、ぜひ保育園の子供達の様子も撮影させて欲しいという話になり、里見さんが園内にお入りになり子供達と一緒に遊んでくれることになったのです。
年長の子供達と一緒に林のサークルに座って風の音に耳を澄まし、
手を引かれてあちこち探検する里見さん。
子供達が「里見さんにあげたい」と言って手作りしたプレゼント。林で取った葉っぱなどが使われています。
里見さんは趣味で水墨画をなさるそうで、撮影中に携帯で写真をたくさん見せてくれました。ものすごく上手です。植物がお好きなようですので、これはちょうど良かったかも知れません。自然の恵みと子供達の真心がこもった贈り物。
青い折り紙はお手紙でした。(^^)
ご本人から「素敵だな!このまま押し葉にして取っておきたいくらい!」とお言葉をいただきました。ありがとうございます。
後半には同じく俳優の目黒祐樹さんも合流され、色々お寺の中を見て歩き、最後に客殿で座談会です。
撮影は丸一日、12時間くらい掛かって結構大変でした…。でも妙福寺の境内でのびのびと育つ子供達の様子を撮影いただき、また、普段なかなかご案内できない妙福寺のお堂や仏像、秘密のお宝(?)などもじっくりと撮影してご紹介いただきました。大変にありがたいことです。
この番組はインターネットで公開されています。全3話。皆様どうぞご覧ください!
番組はこちらをクリック↓
▶︎第1話
▶︎第2話(園児の様子はこちらです)
▶︎第3話




































