保育園日記

2/4 保育研修のご案内

[令和5年1月30日]

 
2/4(土)に東京おもちゃ美術館で行われる保育研修会の講師をします。
 
子ども達の自然遊びってどういうものか。また、行事中心の保育から遊び中心の保育へと転換していくにはどうすればよいかを、自園の実践を紹介しながらディスカッションする予定です。
 
定員にまだ余裕があるようなので、ご興味ある方はぜひどうぞ。
 
芸術と遊びらぼ
日時:2月4日(土)10時〜15時
会場:東京おもちゃ美術館
参加費:5500円

緻密

[令和4年12月20日]

壊れてバラバラになったカプラの箱。園長お得意?のDIY応急修理が完了したので、年長の部屋に返しにいきました。

 

 

 

 

そしたら、子ども達が色々な場所で黙々と作業していました。

 

 

ふむふむ

 

 

お、変わった?

 

 

さらに変化してきたぞ…

 

 

なんか、めっちゃきれいになった!

 

何気ないようですが、ドミノの駒をこうやって均等に並べていくのは意外と根気のいる作業です。色も考えて何度か作り直したりしていますし、結構緻密です。

 

 

 

ただいま真剣勝負中。(手作りオセロ)

 

すごい集中で、私の方には見向きもしてくれません。笑

 

ある意味、緻密?

 

 

階段?もきれい。

 

微調整しながら意外と細かく研究している模様。

 

 

好みで色々と変化

 

 

細かな色彩のバランスがきれいです

 

 

この電車の絵、よく見ると

 

 

ガタゴトとかカンカンカンとか、音まで書き込まれているんです。車両番号も書かれている。そして上の方には渋滞中?の車の列も描かれています。細かな状況をよく再現しています。

 

 

この電車もきれいだなー。

 

今日はこの後園庭で体操の先生と遊びます。その前のちょっとした時間だったにも関わらず、みんなすごく集中して充実していました。結構緻密で細かい作業(遊び)が多く、今年の年長さんらしいなーと思いました。なんてったって繊細な探究心が花開いている年長さんですから。

 

こんな風に  →  花のヒミツ

 

楽しいな。

 

カプラの箱の修理は全然緻密ではありません。悪しからずご了承ください。

 

根っこ

[令和4年12月7日]

午前中、4歳の子たちが汽車のところでままごと遊びをしている姿がありました。

 

 

近づいてみると、何やら足元にいいものがあります。

 

 

これです、すごいなー!

 

 

これいいねー!どうしたの?! と尋ねてみると、あそこから掘ったんだよ!と得意げな返事。

 

 

で、指差された方を見てみると…

 

 

おっとっとっと…(汗)

 

 

こ、これはバンペイユの根っこじゃないですか。しかも、根っこのラインに沿ってきれいに掘り出してあります…。笑

 

 

こんな太いやつも収穫されていました。写真右下の部分は引きちぎられています……。笑&涙

 

 

正直、これはかなーり微妙でした…。

 

 

で、私なりに悩みつつ子供達に話しました。これはバンペイユの根っこだね。根っこをあまり取っちゃうと木が枯れちゃうから、これ以上はやめておこうね、と。バンペイユの実は今年豊作で、今だいぶ黄色くなってきているところです。これから園児達が収穫して食べる、冬の楽しみの一つです。

 

根っこの発見、それをみんなで掘り出す楽しみ、そしてそれをままごとに使う喜び。すごく良い感じの自然な遊びなのですが、園庭で大事に育てている木でもあるので線引きが難しいんだよな、と思いました。林ではクズの根っこを引っ張って遊んだりしているので、その延長線上でこの遊びが展開したのかもしれません。

 

 

テラスには先日年長が近所の畑で掘ってきた大根が干されています。考えてみたらこちらは掘っても大丈夫な根っこ、というか、掘るために育てられた巨大な根っこ、ですね!笑

 

 

果物の皮も増えていました。たくあん作りの準備です。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

午前中の遊びが終わりましたが、園庭を年長児3人がうろうろしています。

 

 

遊んでいるのではありません。遊び終わった園庭を見回り、片付けのおもちゃを回収して片付けてくれているのです。

 

 

で、先ほどの4歳のままごとスペースがほぼそのまま放置されているのを発見…。(意図的に?なのかもしれませんが、 分かりません。)

 

ちょっとため息をつく3人。

 

「もう、出しっ放しが多すぎ!」とぼやいています。笑

 

 

でも、なんだかんだとっても楽しそうに片付けをしてくれました。

 

 

 

 

今日の園庭は青空に木漏れ日が最高で、片付けの風景もすごく豊かな時間な感じがしました。

 

 

保育園は、いろんな意味で子供達の根っこが育つ場所です。

 

ピクニック遠足

[令和4年11月17日]

今月9日のことですが、秋晴れのなか3歳児クラスがピクニックに出かけました。

 

「行ってきまーす!」

 

 

道すがらの出会いも、ゆっくり大切に。(^^)

 

そう、ピクニックといっても相変わらずの敷地内です。笑

 

 

前回も書いた通り、林の入り口はどんぐりの海です。現場に到着すると子供達の歓声が!と言いたいところでしたが、全然違ってかなり静かです。声も出ないとはまさにこのことでしょう。どんぐりのあまりの多さに驚いたのかも知れません。そして、到着早々いきなりどんぐり拾いに没頭。黙々と、ひたすら拾います…。って、厳密に言うとまだ目的地に到着してなくて、移動の途中なんですけど!

 

 

そうして拾い集めたどんぐりと

 

 

紙粘土を使って

 

 

イメージを膨らませて、

 

 

こんな芸術作品も出来ちゃってました。

 

 

定番のどんぐり転がしもあちこちで自然発生的に始まりました。

 

「コロコロ良い音がした!」

 

どんぐりと竹樋が織りなす軽やかな音に反応しながら、一粒を転がしたり、大量のどんぐりを一気に流したり。様々に遊びが展開されていきます。

 

 

落ち葉が美しいです…

 

 

担任が嬉しそうに写真を撮っています。

 

 

見せてもらったら、袋パンパンじゃないですか!

 

 

重そうです。

 

 

巨大ミミズに大騒ぎ!

 

本当に太くて大きかった…

 

 

何をしているかというと、蜘蛛の巣に霧吹きで水をかけているのです。蜘蛛の巣に水滴が付くときれいに浮き上がって見えます。森の楽しみの一つです。

 

 

そんな感じで、

 

 

午前中いっぱい遊びました。

 

 

さあ、帰るよー!

 

 

いや、まだまだ拾いたい気分。

 

みんなは移動を開始していますが、その様子を横目で伺いながら、足元のどんぐりを懸命に拾い集める男子1名。でも、ある程度のところでちゃんと自分で切り上げて、みんなに遅れないように足早に集団に戻っていきました。偉い。

 

 

作品群も協力して園に持ち帰ります。

 

 

そして、テラス前の園庭でお弁当。

 

秋の実りを満喫する楽しい1日。ある女の子がため息交じりに言いました。「ピクニック、楽しいな〜。」その笑顔と言葉を聞いて、子供達がこの時間を心から満足して楽しんでいることを実感しました。

 

 

実はこの日、他園からの転職希望で見学に来られた方が1人ありました。せっかくだから林での子供達の遊びも見てもらいました。お帰りの際に感想を聞くと、「見学に行くと子供達がわーっと寄ってくる園が多いですが、こちらでは私がそばに行ってもほとんど関係なく遊びが続いていて、それだけ遊びに夢中になっているというか集中しているのだなと感じ、すごいと思いました。」というような言葉をいただきました。

 

以前幼稚園の園長先生にも同じようなことを言われたことがあります。確かにうちの子供達、いっつも遊びに夢中なんですよね。それは良いことだし大切なことなので、もちろんとても嬉しい感想なのですが、でも、お客様を見たら一言くらい挨拶するのが社会的な礼儀ということもあると思いますので、担任にも子供達にもそのように話しておきます、と答えておきました。笑

 

 

 

さて、園底では

 

 

年長女子軍が縄跳び特訓中?毎年これくらいの時期にブームになります。

 

見せてくれましたが、だいぶ上手です。

 

 

大縄も楽しんでますが、担任はヒーヒー言っています。ご苦労様です。笑

 

 

年長のテラスには、リンゴの皮や

 

 

柿の皮が干してありました。

 

冬に仕込むたくあんの準備ですね♪

 

 

干し芋もありました。

 

美味しそうだな〜、と眺めていると、年長の男の子が「食べてみる?」と一つ取って手渡してくれました。うーん、甘くて美味しい。あと数日干してみんなで食べるそうです。

 

 

季節とともに流れるように進んでいく保育園の生活。当たり前のようなことの一つ一つが、本当に、しみじみと贅沢です。

 

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