のの様のお庭
[平成29年4月14日]
ここは、のの様のお庭です。
青空と温かく心地よい陽ざし。
桜と春の草花と木々の新緑。
のの様に見守られ、のの様に導かれ。
のびやかな子ども達。
明るく穏やかな先生達。
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小さな子ども達と一緒にほとけ様にお参りする時、手を合わせて「ナムナム」と言います。ナムとは「大切にします」とか「心から敬います」という意味のインドの言葉です。漢字で「南無」と書きますが、これは当て字で字に意味はありません。ちなみにインドでは挨拶で「ナマステ」と言いますが、これはナムの変化形である「ナマス」+「テー(あなた)」です。つまり「あなたを心から敬います」という意味なのです。
ナムナム → ナンナン → ノンノンさま → ののさま
「ののさま」というのは「ほとけさま」のことです。この保育園は、千年以上にわたってずっと大切に守られてきた「ののさまのお庭」です。
ありがたいことです。
春風
[平成29年4月12日]
今日は春らしい温かな日となりました。風が吹いて境内は桜の花吹雪です。
花びらを手のひらいっぱいに集めて感触を楽しんだり、それを風に飛ばしたり。キャーキャー言いながら楽しそうに遊んでいます。バケツ一杯の花びらは、お部屋に持って帰るそうです。
花びら以外にも色々と収集してますね。みんな夢中です。
「先生、カブ。」
えーと………、ノゲシかオニタビラコか、とにかくこれです。子供達は「大きなカブ」のお話が大好きで、これらの葉っぱをカブに見立てているらしいのです。取っては集め取っては集めして、私の所にもたくさん持ってきてくれます。確かにカブっぽいです。(^^)
ある男の子が黄色い花(多分オニタビラコ)を摘んで興奮しながら歩いてきます。
「先生見て、きれい! こういうの集めたかったんだよ!」
3歳児の感性にジーンときちゃいます。
ひとしきり遊んで、それぞれに色々なお宝を収集して、楽しそうにお部屋へ帰って行きました。
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3月に卒園児が植樹したモミジ君。こちらも春風に吹かれて順調に芽吹いています!
つくしんぼう
[平成29年4月11日]
敷地の一角に毎年つくしの出る場所があるんです。今年も楽しみにしていたら、出てました。かわいいな♪
そして、こちらは1歳つくし組。泣いて泣いてまた泣いての日々が続いてます。(^^)
パートさんも事務さんも、とにかく一家総出ならぬ職員総出で抱っこ大会。
「手がもっとたくさん生えていたら、もう全員を抱っこしてあげたいわ。」
「この子が今寂しいんだなって思ったら、1分でも1秒でも長く手を握っていてあげようって思うわよ。」
笑顔とともに温かい愛の言葉が飛び交います。母の愛ではないけれど、母になり代わっての愛が溢れてます。子ども達も頑張ってくれています。お母さん達、今はもうしばらく頑張って早めに迎えに来てあげてくださいね。このスタートの時期を丁寧に子どもに寄り添うことが、今後の一人一人の園生活の安定に必ず繋がっていきます。
こちらはすっかり安定の新4歳。
今日は雨なので、室内で楽しく体操をしていました。
各クラス、新しいお友達を迎えてまだ落ち着かないところもありますが、とりあえず順調にスタートを切っています!
花
[平成29年4月5日]
妙福寺の境内は、近所では桜の名所として知られています。今年はお彼岸が過ぎても寒い日が続き、花が遅くなっていましたが、ようやく満開になりました。
実は今季、ソメイヨシノは大掛かりな剪定を実施しました。どれも木が古くて傷みが激しかったので、病気などで傷んだ太い枝を切り詰め、かなりの分量の枝をおろしました。太い枝がブツ切りでちょっと痛々しい感じがしますし、花のボリュームが全体的に薄くなっていますので、境内の花見や写真撮影をを楽しみにしていた方々には申し訳ないです。
この治療である程度樹勢が回復しなければ、少しずつ木の入れ替えを検討しなければならないかも知れません。木も生きているので、管理がとても大変です。
しだれ桜(ベニシダレ)もポツリポツリと咲き始めています。もともとソメイヨシノよりも遅いのですが、今年はやはり大分遅めです。去年全くと言っていいほど咲かなかったので、今年はどうなるか気になっているところです。
そして、こちらも満開!(苦笑)
これは、困ったちゃんの草です。「ニラバナ」と呼んでいますが、正確には「ハナニラ」かな?切るとニラのような匂いがします。球根でどんどん繁殖し、辺り一面を覆い尽くします。根が深めで抜くのが難しく根絶が難しい。でも、こんな風に満開になるとなかなかきれいなので、どうしても憎みきれない「雑草」です。(失礼!^^)
春らしくなってきました。