リトル田吾作ーズ
[平成26年10月14日]
台風一過の青空。園は特に大きな被害はありませんでした。最近ではちょっぴり久しぶりの更新です。
妙福寺リトル田吾作ーズ、再び現る。裸足の季節、やる気満々。ちなみに田吾作ーズ第1弾「5月の田植え」風景はこちら。
たわわに実る稲。と胸を張って言いたいところですが、実は途中で枯れてしまった様相の稲が多数。収穫はどの程度になるか、大分不安です…。
田んぼの土を踏みしめて、稲に埋もれながらせっせと働く田吾作たち。
枯れ気味の稲は選別し、穂の部分だけを刈り取ります。
健康そうな稲は束ねて天日に干します。
先生、足が抜けないよ〜♪ 田んぼのぬかるみを存分に楽しむ田吾作ーズ。
作業終了。
運動会の年長の遊戯は花笠踊り。15日の本番に向けて、三尺を締めて最終調整中。
年中のパラバルーンが風で飛ばないように、お手伝いしてくれる年長児。
さて、妙福寺では毎年田植えをしてきました。ただ、いつもはプランター田んぼ。今年は担任から「なんとか子ども達と田んぼに入って作業できる環境を作れないか」という相談を受けていました。園庭に本物の田んぼを作れば良いのですが、それには色々手間もかかりそう。そこで思いついたのがビニールプール。組み立て式のビニールプールを田んぼにしちゃえばいいじゃん!冗談半分でそんなことを言っていたところ、コストコで激安かつちょうど良いサイズの組み立て式プールを発見。「園長先生、買ってください!」最上級の笑顔で担任にせがまれ買っちゃいました、でもって、やっちゃいました。
最高の案だな。と、当初は自画自賛。ところが途中からなんだか雲行きが怪しくなりだして…。どうもプールの壁が高すぎるみたいです。田んぼに風が抜けていかないのです。夏の猛暑で稲の根元には熱がこもり、田んぼの水はすぐにお湯のように温かくなってしまいます。なるべく毎日水を入れ替えて稲の健康を見守ってきました。しかしやがて実りの季節を迎え、身がしっかりと入る前に枯れた感じになってきてしまう稲がチラホラ…。うーん、失敗だったかな…?
稲作のご指導をいただいている秋田の米農家ひろっきぃ氏に現状を写真で送り助言をいただきます。助言を参考にしながら稲刈りの時期を決めました。果たしてどれほどのお米がとれるでしょうか…。まあ今年は実験ですね。
とにかく子ども達は田植えと稲刈りを楽しみました。しっかりと田んぼに入って。その意味では当初の目的は一応達成。ただ稲作の本当の意義は、田植えして、世話して、米を収穫して、感謝して、そして満腹になって初めて完結するのだと思います。ついでに、収穫後の稲藁はもちろんウサギの餌として、ウサちゃん達のお腹も満たしてくれるべきです。
田吾作ーズはこれから脱穀作業をして、穫れたお米でおにぎりを食べる予定です。
まあまあ、やはり今年は実験ですね。結果はまたご報告します!