保育園日記

石とパルス

[平成28年5月14日]

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所用で外出して帰ってくると、向こうの方で子供達のにぎやかな声が聞こえます。近づいてみると、普段あまり利用しない珍しい場所で3歳が遊んでいました。

 

 

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とにかく登ります

 

 

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いろいろと興味津々

 

 

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外界も気になります

 

 

それにしても境内が広いです。遊ぶ場所が無限にある。今回はチームに分かれて散歩し、時間になったら決められた場所に集合するという遠足の練習(?)をしていたようですが、子供達の楽しそうな様子を眺めていたら「遠足も境内で十分じゃんかよ〜!」と思ってしまいました。笑

 

ところで、子供は石(岩)が好きです。境内に幾つかの大きな石があって、見つけるとすぐに登ります。石の大きさや身体能力の差で登れたり登れなかったりしますが、それが良い。自信や憧れ、チャレンジする気持ちに繋がります。また、木登りや石登りは緊張しながら体のバランスを取らなければならないので、脳幹が刺激され、集中力や落ち着きを養うのに効果があるようです。

 

石の表面は冷たかったり、ツルツルしていたり、ゴツゴツしていたり、苔が生えていたりと色々です。それを素手で掴みながら滑らないように慎重に登ります。その手の感触が子供の脳を刺激してパルスをたくさん走らせます。乳幼児期に走らせたパルスの数が、やがて横に繋がるのです。走った電気信号の数が多ければ多いほど、大きくなってそれがどんどん繋がって、考える力、理解力、対応力、人間力に変化していくと言われます。だから子供には自然の中でいろんなものを触らせ、感じさせ、味あわせ、ということが大事なのです。

 

登った石の上に立ち上がると視点が高くなって気持ちが良い。それにその石を自分が征服した気分になって誇らしくなります。ただし、いい気分になっていると、今度はどうやって降りるかの難問が待ち受けています…。登る時よりも降りる時の方が怖くて難しいことも知ります。それがまた次の挑戦意欲に繋がったりします。

 

と、考えていくともう、保育に良いことばかりです!ラッキーなことに寺の境内には庭石のストックがたくさん。実は、お試しで今年巨大な石をひとつ園庭に運ぼうと計画中です。

 

 

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ということで、関係ない最近のスナップ。

 

 

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こちらもピョンピョン楽しいです

 

 

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年長さんの田んぼ作りが始まってます

 

 

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てっぺんまで登れるようになった喜びを味わう女子

 

 

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それを下から見上げる男子

 

 

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いーち、にーい、よーん ……

 

 

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気持ちいいー!

 

 

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