保育園日記

ロープワーク

[平成29年3月8日]

時々この日記に書いていますが、「縄跳びの紐」はうちの子供達の伝統的な遊びです。

 

今日は園庭の片隅で、3歳の子達が紐や丸太を使ってずーっと遊んでいました。

 

 

ベルトだそうです。

 

 

体にも、遊具にも、

 

 

とにかくあちこちに巻きつけて遊びます。

 

 

こんなことまでも。(これは私が結んであげました。)

 

 

バスだそうです。(フラフープに紐を結んでいます。)お客さんを乗せては運び、乗せては運び。とにかく楽しそうです。

 

 

そのうち私のところにやってきて、「園長先生にもベルトしてあげる!」と始まりました。

 

 

2人がかりで協力して、私の体にロープを結びつけていきます。

 

 

すごい。なんか複雑な結び!

 

 

習うのではなく、試行錯誤しながら自分たちで見つけて遊ぶロープワークです。

 

 

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この子はとにかく1人で黙々と作業をしていました。フラフープに丸太、すべてを紐で縛り、それを体に巻きつけ、持ち上げて運んでいます。

 

 

こんな風にです。

 

「〇〇君、すごいじゃない!」って声をかけたら、

 

 

「ほら、こんなに持ち上げられるよ! だってね、ドラえもんが魔法で手伝ってくれてるから。」と、誇らしげに見せてくれます。

 

「ぼく、大きくなったら工事現場の人になる。園長先生のおうちも、壊す時手伝ってあげるよ。新しいおうち作ってあげる。レンガのおうち。オオカミが来ても大丈夫なやつだよ。」

 

と、楽しそうに話してくれました。そうか工事現場の人に憧れていたのか。私に新しい家を建ててくれるだなんて感激です。またジーンときちゃいましたよ。この子、こうやってあーでもないこーでもないと試行錯誤しながら遊んでいました。恐らく1時間近くです。

 

そういえば、園の周辺では最近ちょうど家の解体工事や新築工事が行われています。それを見ていたのかな。その工事現場をイメージしながら1人で黙々と作業をしていたのかな…。そう思うと、彼の頭の中に膨らんでいる想像の世界が感じられて、ますますジーンときますね。

 

 

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こちらも、何やら必死です。

 

 

良いのができました!

 

 

そのうち「園長先生、手貸してー!」と呼ばれました。

 

 

ハイハイ、ただいま。

 

 

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こうやってずーっと遊びましたよ。というか、私はほとんど見ていただけで何も手伝っていません。全部子供達の自発的な遊びです。1時間近く…。すごい集中です。とてもとても楽しい時間でした。

 

3歳、豊かに育ってます。

 

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花を探す

[平成29年3月7日]

この頃やけに寺が忙しく、住職園長はなかなかゆっくり園に出ることができません…。

 

 

今日夕方、作業で園庭をウロウロしていたら、試合形式でサッカーをしていた4歳の男の子が話しかけてきました。キーパーで、ちょっと暇してたみたいです。

 

 

「園長先生、何してるの? 知ってるよ。お花探してるんでしょ!」

 

 

びっくりしました…。ウロウロしている園長を捕まえて、突然「お花探してるんでしょ」とか言いますか、普通?しかもまだ寒いこの時期に。園庭にはまだほとんどどこにも花が咲いていません。

 

 

そしてこの子は続けて言いました。

 

 

「梅の花、きれいに咲いてるよ。うちにもお花があるよ。チューリップ。咲きそうなの。青いやつ。〇〇(お店の名前)で買ってきた。」

 

 

小さな手で蕾の形を作って、にっこり笑って教えてくれました。

 

 

ジーーーーン。 感動しました。

 

 

私がこの日記で梅とか桜を写真に撮ってちょこっと書いてたのを知っているのか。あるいはさっきアジサイの蕾をチェックしてた姿を見ていたのか。そうでなくても、きっとお父さんやお母さんや先生達と、今身近に咲いている花やこれから咲きそうな花の話などをしているのではないでしょうか。お母さんが「ほら、梅の花が咲いてるよ。きれいだね。」とか話しかけているのかもしれません。青いチューリップはお家や仕事場に飾る花かな?子供は素直です。この子の中には今、花をめで、楽しむ心が育っているのだと思います。(しかし青いチューリップってのは珍しい気がします…。)

 

 

春が来ます。もうすぐ花がたくさん咲きますね。蕾が今か今かと膨らんできています。園庭のコブシの花は早速チラホラ咲き始めました。そして、オカメザクラの花も…、

 

 

咲き始めました。

 

 

五感はこの幼児期に特に研ぎ澄まされると言います。ここで感じ味わったものが、その子の脳に信号として刻まれ、それが心の基礎となっていくのです。目で見て、形や色を感じ、匂いをかぎ、触り、味わい、音を聞く。全身をフルに使って季節の移り変わりを感じ、それを楽しむ心を、この時期にたくさん養っていかなければいけないなと思いました。

 

年長さんはいよいよ今週末が卒園式。そしてこの4歳の男の子も、もうすぐ年長さんになります。

 

 

これは何の木でしょう?

 

 

答えはクリ。庭の栗の木から栗が地面に落ちて自然に芽を出したものです。その苗木を大切に育てて大きくしてきました。これを近々子供達と一緒に園庭に移植します。今日はその場所を決めるために園庭をウロウロしていたのでした。園庭にクリの木を植えるのは、イガが落ちるのがちょっぴり心配ですが、とりあえず植えてみます。(^^) そしてモミジ、エノキ、ドングリも新しく一緒に植えます。どれもみんな庭に自然に落ちた種から生えてきたやつです。

 

 

ここは、本当に素敵なところです。

 

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種芋

[平成29年3月3日]

今日は桃の節句、ひなまつりでした。保育園ではひなまつり集会を行いましたが、私はお葬儀で外出してしまいましたので、ちょっと別のことを報告します。

 

実は昨日、とある保育関係の先生から思いがけず最高のいただきものをしました!

 

 

ジャジャーン!

 

こ、これは…、

 

 

これの、

 

 

これのっ!、

 

 

あれです。(^^)

 

 

種芋。

 

 

むかごの根っこ、天然の山芋、自然薯(じねんじょ)です。

 

 

3歳のカメラからの1枚。右下にちょこっとあるやつにご注目。食してますね。笑)ちなみにザルに入った茶色いのは栗です。(昨年秋)

 

 

 

おっと、関係ないけどこんな写真もありました。立派な原木シイタケ。(同)

 

 

と話が飛びましたが、自然薯は嬉しいです!林ではなく園庭で育ててみようと思います。

 

 

園庭のオカメザクラも、嬉しくて今にも咲きそう。

 

バンザーイ♪

 

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椎茸の駒打ち

[平成29年3月2日]

卒園式のリハーサルの後、年中さんは園庭に戻って原木椎茸の駒打ちをしました。

 

 

クヌギの原木にドリルで穴を開けます。

 

 

きれいに開きました。

 

 

そこに駒(シイタケ菌)をセットしていきます。

 

 

これが駒。シイタケ菌がたっぷり入った木片です。

 

 

そして木槌で打ち込みます。

 

 

「簡単に出来ちゃうな〜♪」と嬉しそう。

 

 

釘打ちなどに比べるととても簡単ですので、純粋に楽しむことができたようです。

 

 

打ち終わった原木を運んで、

 

 

セット完了!

 

シイタケは秋だけでなく春にも出るそうです。うー、楽しみ!

 

 

作業の後も、お楽しみが残っていましたよ。(^^)

 

 

 

夢中で集めたおがくず達。なんとなく匂いを嗅いでみて、ある男の子が言いました。

 

「リンゴの皮みたいな匂いがする!」

 

本当に、したんです! すごい嗅覚というか、観察力というか、嗅ぎ分け力…?

 

 

これはシイタケではありません。ま、辺りを見渡すと例によって色んなキノコがあるわけです。

 

昨年の秋に収穫したシイタケによって、それまでシイタケが苦手だったのに大好きになっちゃったお友達もいます。原木シイタケ栽培は、簡単だし素晴らしいですね!

 

 

教えてくれた高橋さん(妙福寺の檀家さんです)にお礼のご挨拶をして終了! 高橋さん、いつも本当にありがとうございます!

 

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