実踏
[平成29年7月19日]
本日、川遊びの実踏に行ってきました。
川幅や深さ、流れの速さなど、全てがちょうどいい感じ。
ただ、今年は川底の地形に大きな変化があってびっくり。いつも子供達が川流れをして遊ぶ場所は大人の首元くらいまである深めのポイントだったのですが、そこが今年はくるぶしくらいの浅瀬に変わってしまっていたのです。大雨で流れてきた砂利に川底が埋め尽くされた模様。自然の力、恐るべしです。遊ぶ場所を例年より少しずらした方が楽しいかもしれません。川は生き物であることを再認識。
岸辺にはさりげなくシカ(カモシカ?)君の足跡なんぞが。
怪しげなスタイルでガサ入れ中。ワ〜とかキャーとかゲゲゲ!とか、とにかく色んな歓声が上がっております。
とれた生き物を水槽に入れ、興奮しながら観察。
川エビやトビケラの幼虫、カジカや小魚、ヤゴやナベブタ、色々います!
かっぱの川流れ〜。
これは実踏ですから、遊んでばかりなわけではありません。川の状態を確認し危険箇所や人員配置などをしっかりチェック。でも、その一方でこうやって先生達が自らが遊んでみることもとても大事なことなのです。自ら体験することで川の楽しさを実感し、子供に伝える力や子供と共感する力が生まれます。同時に危険性なども実感し、子供の遊び方に対して正確な配慮や見守りができるようになります。
こうして実踏は無事終了。とにかくもう、本番が楽しみでーす!
プール
[平成29年7月10日]
暑いです。そういう時はやっぱりプール!
日傘をさした有閑マダムも…。いいえ、プール監視員ですから!(^-^)
子供達は水に入ると本当に幸せそう。
だけど、梅雨らしい梅雨が来ないまま、なんだかすっかり真夏になっています…。日本の気候は大丈夫なのか…。
精霊まつり 盆踊り
[平成29年7月8日]
昨日は精霊まつり&盆踊り大会でした。
午前中は子供達と精霊まつりです。精霊(しょうりょう)まつりとは、つまり「お盆」です。精霊(亡くなった人達の霊)を園にお迎えし、しばらく一緒に楽しく過ごします。まずは年長の代表が本堂に明かりをいただきに行きます。
堂内のお灯明から提灯に明かりを移し、園庭に持ち帰ります。
その明かりでテラスにお盆の「迎え火」を焚き、
精霊棚(お盆棚)に火を灯して、仏様、ご先祖様をお迎えします。
棚には、園で育てたキュウリやナスをはじめ季節の野菜がお供えしてあります。キュウリの馬、ナスの牛は子供達が作りました。
精霊棚は親子で自由にお参りしていただけます。
年長児による散華舞曲で舞台を整え、精霊棚を飾り、みんなでお盆の歌をうたい、モクレンさんのお話を聞いて過ごしました。
・・・・・・・・・・・・・・
そして、夕方。
園庭には櫓。
卒園児も浴衣。(輪投げコーナー)
園児も浴衣。(ペンダントコーナー)
洋服女子も交えてパン食い競争!
楽しく踊って、
賑やかなに交流して、
本堂で明かりをいただいて
提灯を揺らしながら帰ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご先祖様があって、今ここに生まれ生きている私達です。お盆は自分のルーツに思いを馳せると同時に、「現在」の元になっている「過去」に思いを馳せ「未来」を見つめる行事でもあります。
インドでお釈迦さまがお生まれになって仏教の教えが日本に伝わり、それを勉強した日蓮さまがいらしゃってここに妙福寺があり、寺を守ってくれた歴代住職やたくさんの檀家さん達がいてこの保育園があり、初代園長をはじめたくさんの人々の力によってそれが守られ、今ここに私たち(職員、園児、保護者)が出会い共に過ごしています。
精霊まつりは保育園に関わる全てのご先祖さまを園にお迎えし、喜びと感謝を込めてひとときを過ごすお祭りです。盆踊りはそのクライマックスと言ってもいいかもしれません。
お盆の提灯は日本の夏の風物詩。この明かりが、子供達の心に智慧(さとり)の光を灯す明かりにもなりますように。
paint with the colors of ……
[平成29年7月4日]
今日は、最近の4歳クラスの色遊びの集大成のような日。
自由な感性の発露
宝石たち
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
身の回りの自然は色の宝庫です。木々や草花も、虫や生き物も、空も雲も、土も砂も水も、そしてお友達も、一つとして同じ色は無いと言っていいほど様々な色に溢れています。その身近な自然の色に気づき、楽しみ、それぞれの感性で受け止め、それをまた自由な発想で再表現していく。それが芸術、アートへと繋がっていくのかもしれません。
て、別に保育園は「芸術教育をするぞ!」と気張っているわけではないです。身の回りの自然にはたくさんの色があって、それらを「きれいだな〜♪」と楽しむことのできる心を育てたいと思っているだけです。その心が育てば、おもちゃなんて無くても雑草が一本生えているだけで楽しむことができるし、空を見上げるだけであれこれイメージを膨らませ楽しい時間を過ごすことができるからです。
子供達が作り出す色の世界は自由で楽しいもの。それはそのまま「子供」という自然です。「人間」という自然でもあります。それぞれの発想や表現をまるごと受け止めて見つめることは、木々や草花のそれぞれの色の違いに気づき楽しむことと全く同じことだと言えます。
多様性を認め、互いを尊重し、違いを楽しみ、共に生きていく。ちょっと、人生哲学に通じるものがあるような気がしてきました。
Can you paint with all the colors of the wind ?