精霊まつり 盆踊り
[平成29年7月8日]
昨日は精霊まつり&盆踊り大会でした。
午前中は子供達と精霊まつりです。精霊(しょうりょう)まつりとは、つまり「お盆」です。精霊(亡くなった人達の霊)を園にお迎えし、しばらく一緒に楽しく過ごします。まずは年長の代表が本堂に明かりをいただきに行きます。
堂内のお灯明から提灯に明かりを移し、園庭に持ち帰ります。
その明かりでテラスにお盆の「迎え火」を焚き、
精霊棚(お盆棚)に火を灯して、仏様、ご先祖様をお迎えします。
棚には、園で育てたキュウリやナスをはじめ季節の野菜がお供えしてあります。キュウリの馬、ナスの牛は子供達が作りました。
精霊棚は親子で自由にお参りしていただけます。
年長児による散華舞曲で舞台を整え、精霊棚を飾り、みんなでお盆の歌をうたい、モクレンさんのお話を聞いて過ごしました。
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そして、夕方。
園庭には櫓。
卒園児も浴衣。(輪投げコーナー)
園児も浴衣。(ペンダントコーナー)
洋服女子も交えてパン食い競争!
楽しく踊って、
賑やかなに交流して、
本堂で明かりをいただいて
提灯を揺らしながら帰ります。
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ご先祖様があって、今ここに生まれ生きている私達です。お盆は自分のルーツに思いを馳せると同時に、「現在」の元になっている「過去」に思いを馳せ「未来」を見つめる行事でもあります。
インドでお釈迦さまがお生まれになって仏教の教えが日本に伝わり、それを勉強した日蓮さまがいらしゃってここに妙福寺があり、寺を守ってくれた歴代住職やたくさんの檀家さん達がいてこの保育園があり、初代園長をはじめたくさんの人々の力によってそれが守られ、今ここに私たち(職員、園児、保護者)が出会い共に過ごしています。
精霊まつりは保育園に関わる全てのご先祖さまを園にお迎えし、喜びと感謝を込めてひとときを過ごすお祭りです。盆踊りはそのクライマックスと言ってもいいかもしれません。
お盆の提灯は日本の夏の風物詩。この明かりが、子供達の心に智慧(さとり)の光を灯す明かりにもなりますように。