給食の米
[平成18年2月6日]
皆さんは日頃の食生活にどれだけ気を遣っているでしょうか?
食は全ての基本です。良い食生活がなければ、良い心も育たない。 私はそう考えています。
ですから、保育園の給食にはとても気を遣っています。 ファミレス、コンビニ弁当、インスタント食品…。 そんな味、そんな食生活が当たり前になりつつあることに 大きな危機感を感じ、保育園ではできる限り天然の味を大切にし、 素材の良さを感じられる給食になるよう努力しています。
旬の美味しい食材を使用するのはもちろんのこと、 有機栽培や無農薬減農薬のものをきちんと選んでいます。
料理の基本であるダシについても化学調味料は一切使わず 焼津の鰹節問屋から直接仕入れる質の良い削り節のみを使用して、 メニューに応じてブレンドを変える工夫をしています。
保育園のみそ汁や煮物はめちゃめちゃおいしいですよ。 タレやドレッシング類もできる限り手作りしています。 お決まりの味、容易に想像のつく安っぽい味ではなく、 真心のこもった温かい「家庭の味」が うちの給食には再現されていると感じています。 (考えてみると、保育園で家庭の味って言うのも 寂しい話ではありますが…。)
とにかく、給食室は本当に努力してくれています。 園長として感謝!
で、前置きが長くなりましたが、お米の話です。 現在、園では2種類のお米を使っています。 新潟産コシヒカリと秋田産あきたこまちです。 今回はその秋田県は大内出羽産の米「ひろっきぃ米」の話です。
この個性的なネーミングの米を作っている伊藤裕樹さんは 私と同じ35歳。減農薬、減化学肥料で、安全安心の 本当に美味しい米づくりを目指す、こだわりのコメ職人です。 園では、彼の作るこだわりの米を昨年から使うようになりました。
コシヒカリとあきたこまち。この2種類の米を その日のメニューや状況に合わせて使い分けています。 で、今季も11月頃から新米が届けられているわけですが、 これがまた本当に美味しいんですよ!
以前ある食通人のブログでこの「ひろっきぃ米」が紹介されて、 それ以降売れ行きがかなり良いらしいのですが、 ネットで買えますから興味のある方は一度お試しください。
今後は、彼の作る発芽玄米も取り入れてみたいと考えています。 でも、発芽玄米は子どもウケが悪い(我が家での実験結果)のと、 慣れないとおなかが緩くなったりするので、どうかな〜?
※ひろっきぃ米は、栄養価を考えた七分づきが基本です。 糠の成分が多いので、慣れない人は普通の白米から始めてみてください。
<ひろっきぃ米> ひろっきぃ米のホームページはこちら