みすゞの地にて
[平成16年7月26日]
7月半ばはお盆でフル稼働、後半は保育研修のラッシュ(まだまだ続く…)。
そんなこんなで留守がちでしたので、更新が滞ってしまいました。 で、その保育研修の一つ、全国日蓮宗保育研修大会に参加してきました。
会場は山口県長門市、山あいののどかな田園風景が広がる湯本温泉。 (写真は空港から会場へ向かう途中の景色です)
長門市は、近年つとにその名が知られるようになった童謡詩人金子みすゞのふるさとです。 みすゞの詩は最近の小学校の国語の教科書全てに採用されるようになっているそうですが、 本当にいつ読んでも、そのいのちを見つめる視点の深さや豊かさにハッとさせられ、 また、その言葉の優しさと美しさに心が洗われる思いがします。 彼女の詩によって改めて、私たちはたくさんのいのちや力に支えられて 今ここで生かされているのだということを心に刻むことができます。
いつも一瞬一瞬それを感じられるような人間でいたいなあ、 そしてその心を子ども達にもしっかりと伝えられるような大人になりたいなあ。 そんな思いを改めて抱いた充実の2日間でした。
みすゞの詩をひとつ。
土と草 かあさん知らぬ 草の子を、 なん千万の 草の子を、 土はひとりで 育てます。 草があおあお しげったら、 土はかくれて しまうのに。
盆踊り大会
[平成16年7月8日]
さて、お祭りウィークの大ラスは「夕涼み盆踊り大会」です!
夕方早めの時間から各ご家庭のご協力、本当にありがとうございました! 先生もお友だちも、お父さんやお母さんも、みんないつもと違う浴衣姿で園庭は華やか。 卒園児のお友だちもたくさん遊びに来てくれました。 子ども達はみんな大はしゃぎ。ちっちゃな浴衣姿、すごくかわいかったです♪
園庭の真ん中にやぐらを組んで会場の設営は完了。 夕暮れと共に灯りがともり、盆踊りが始まりました。 太鼓を担当してくださったのは卒園児のお父さん。 歯切れの良いリズムに合わせて、家族みんなが一緒になって踊りました。
盆踊りの特別プレゼントは、花火。 20メートルのナイアガラです。 点火の瞬間、パンパンッ!と大きな音がして、驚いて泣き出してしまう子が少々。 しかし、やはり花火はとってもきれいで、しばらく幻想的な世界が出現。
最後は、ご本堂で一人ずつ提灯に仏さまのお灯りをいただいて解散です。 夜の境内に子ども達の提灯のあかりが揺れて、お盆らしい素敵な風景になりました。
精霊まつり
[平成16年7月7日]
今日はお盆の精霊まつりを行いました。 これはお寺の「お施餓鬼」の法要と同じで、先に亡くなっていったたくさんの人たちが無事に仏様になれるようご供養をするお祭りです。キュウリの馬やナスの牛を作って精霊棚を飾り、年長さんの代表園児による散華舞曲が奉納されました。お供え物や踊りの供養で会場が清められたところに、仏様やご先祖様をお迎えします。
別の代表園児がちょうちんを持ってご本堂へお灯りをいただきに行き、その火を使ってテラスで迎え火を焚きました。お盆のお話やモクレンさんのお話を聞いて解散しました。 伝統的なお盆の行事を行う家庭が少なくなってきましたが、保育園ではこうした行事を大切にしています。
仏様やたくさんのご先祖様に見守られて、そのお陰で今の私たちがいるということを、子ども達が自然に感じてくれたら嬉しいです。
明日は待ちに待った盆踊り大会です!
七夕まつり
[平成16年7月7日]
今日は7月7日、七夕です。 おりひめとひこぼしが年に一度だけ会えるという、とても大切な日ですね。
保育園では、一足早く5日の日に七夕まつりを行いました。 ホールで七夕さまのお話を聞いた後、 園庭の真ん中に飾られた七夕飾りを囲んで、 歌を歌ったり、お遊戯をして楽しみました。