保育園日記

みすゞの地にて

[平成16年7月26日]

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7月半ばはお盆でフル稼働、後半は保育研修のラッシュ(まだまだ続く…)。

そんなこんなで留守がちでしたので、更新が滞ってしまいました。 で、その保育研修の一つ、全国日蓮宗保育研修大会に参加してきました。

会場は山口県長門市、山あいののどかな田園風景が広がる湯本温泉。 (写真は空港から会場へ向かう途中の景色です)

長門市は、近年つとにその名が知られるようになった童謡詩人金子みすゞのふるさとです。 みすゞの詩は最近の小学校の国語の教科書全てに採用されるようになっているそうですが、 本当にいつ読んでも、そのいのちを見つめる視点の深さや豊かさにハッとさせられ、 また、その言葉の優しさと美しさに心が洗われる思いがします。 彼女の詩によって改めて、私たちはたくさんのいのちや力に支えられて 今ここで生かされているのだということを心に刻むことができます。

いつも一瞬一瞬それを感じられるような人間でいたいなあ、 そしてその心を子ども達にもしっかりと伝えられるような大人になりたいなあ。 そんな思いを改めて抱いた充実の2日間でした。

みすゞの詩をひとつ。

土と草 かあさん知らぬ 草の子を、 なん千万の 草の子を、 土はひとりで 育てます。 草があおあお しげったら、 土はかくれて しまうのに。

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