保育園日記

マルタと共演(つづき)

[平成18年11月18日]

今月15日、江古田のお会式は無事に終わりました。

今回の目玉の一つは、法要の最後の部分で マルタが演奏する「四弘誓願」(しぐせいがん)でした。 四弘誓願とは菩薩の四つの誓いのことで、 宗派によって多少読み方の違いがありますが 次のようなものです。

衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)   悩める衆生は限りないけれども、私はその全てを救いたい

煩悩無数誓願断(ぼんのうむしゅうせいがんだん)   悩みや苦しみは尽きないけれども、私はその全てを断ち切りたい

法門無尽誓願知(ほうもんむじんせいがんち)   仏の教えは深いけれども、私はその全てを学び尽くしたい

仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)   さとりへの道は果てしないけれども、私はそれを成し遂げたい

これを僧侶は法要の最後に必ずお唱えします。 これは仏教の教えを守る者すべての 共通の願いであり、決意、誓いなのです。 ものすごく重要な言葉なわけです。

この四弘誓願は歌にもなっていて 仏教保育の研修会などではよく歌われています。 もともとマイナーコードの純和風な曲なのですが、 今回その楽譜をマルタに渡し、メジャーコードに変えて アレンジしてもらいました。 うちわ太鼓のお題目で法要がクライマックスを迎えた後、 静かなギターの伴奏で、マルタがこの四弘誓願を 心を込めて吹くわけです。

いや〜、痺れました…。感動です。 美しいコード進行にのせた四弘誓願のメロディーで 心の垢がスーッと洗い流されていくような感覚になりました。 来年も同じメンバーで法要を行うことが決まりました。

今回参列できなかった方は、来年ぜひどうぞ! (この法要については保育園で全く宣伝していなかったのですが、 前回の記事を見てパート保育士のKさんが参列してくれました。 嬉しかったな〜。ありがとうございました!)

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