ゲーム
[平成27年1月13日]
今年の3歳クラスは生活のなかにピアノを使ったリズム遊びが溶け込んでいます。リトミックと言うと難しく聞こえるかも知れませんが、そんな大袈裟でなくても、子ども達は毎日ピアノの音とリズムを楽しみ、それに合わせて体を動かして様々な遊びや表現を楽しんでいます。子ども達の楽しそうな姿を見ていると、こちらもウキウキしてきて思わず体が動きだしてしまいます。
さて、今日はお帰りの前の時間を使って「椅子取りゲーム」を楽しんでいました。リトミックとは違いますが、ピアノに合わせて体を動かし素早く反応します。
椅子の周りを慎重に行進
ピアノが止まると…、それっ!
あーん、座る椅子が無い…
少し円が小さくなりました
それっ!
更に小さくなって
それっ!
譲りません
悔しいですっ!
と、楽しく盛り上がった後は心静かに合掌をしてお帰りのご挨拶。
3歳から4歳にかけての時期、子どもは音や光に合わせて体の動きを止めたり動かしたりというコントロールができるようになってきます。また他人の状況に合わせて自分の動きを工夫することもできるようになります。こうしたゲームのなかで様々な体の動かし方を自然に学び、敏捷性や瞬発力を磨きます。ルールを決めた遊びで、競争心、駆け引き、達成感、悔しさなど様々な感情も学びます。遊びのなかで子どもの心と体は育つのです。それがまさに保育の楽しいところ。乳幼児期の子どもの教育は生活のなかに、一つ一つの遊びのなかにあるのです。