魚つり
[平成27年12月16日]
落ち葉を拾う職人一人。(職人シリーズ第二弾!)
さて、今日は一体何の日でしょーか!
園庭や境内を散策して、きれいな落ち葉を思い思いに収穫していきます。青い宝石はリュウノヒゲの実。この時期の子供達の宝物です。
集めた落ち葉と一緒に、墓地を抜けて林へ。
落ち葉のウロコをまとった、きれいでかわいい魚たちができてきました…。
そうです、今日は林で魚つり。落ち葉の海で、にじいろの魚を釣ります!
桟橋から釣る!うっかりバランスを崩して海に落ちたらサメの餌……。慎重に、慎重に。
釣れたーー!
そして、しばらくすると釣った魚で料理が始まりました。魚のスープをコトコト煮ています。
こちらは焼き魚の店。薪をくべながら火加減を調節します。
と、向こうの海には巨大な魚が姿を現しました。大変だ、みんなで力を合わせて釣り上げろー!
というわけで、本日は大漁なり。
大きな魚、小さな魚を抱えて港へ帰ります。
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今日は年中組の林遊びでした。
落ち葉のきれいなこの季節に、落ち葉をただ見て楽しむだけではなく、それを使ってもっと遊んでみたい、色とりどりの落ち葉にもっと深く親しんでいきたいという願いをもって始まったこの遊びです。
今年は暖冬のせいか、例年に比べて落ち葉の具合がどうも上手くありません。いつもならうっとりするくらいきれいに色づく葉が、今年は早い時期からどんどん枯れて散ってしまいます。参ったな…と思いつつ、それでもそれが自然相手の遊びです。赤く色づいた葉という条件を諦めた瞬間、見向きもしていなかった別の葉っぱの美しさに改めて気付かされるようなこともありました。やはり自然は偉大です。結局、その時その時にある落ち葉をしっかり楽しむ形で活動を広げていくことができたと思います。
事前の活動も充実していました。落ち葉を集めて絵本を作ったり、絵本「にじいろのさかな」を読んでお魚の絵を描いたり、本物の魚をさばいてウロコを研究したり、保育室での絵本の世界から自然な流れで林の落ち葉に親しむ活動へと繋がっていきました。
「落ち葉の海にしよう!」
「葉っぱでウロコを作ろうよ!」
そんな言葉を子供達が自然に発し、活動がどんどん深まっていきました。そういうわけで落ち葉拾いの職人(最初の写真)も大活躍してくれることになったのであります!(笑)
丸々2時間以上、子供達は集中してよく遊んでいました。これから年長に向けて少しずつテーマを持った林遊びが増えていきます。子供の中から自然発生的に生まれる遊び、時には先生たちが意図的に刺激して始まるものも含めて、充実した自然遊びが展開されていくことと思います。妙福寺の恵まれた自然は子供達の心や体に様々な刺激を与え、いろいろな発想をもたらしてくれるはずです。
今回は楽しい楽しい冬の魚釣りでした。絵本の物語の世界と自然遊びが融合したこの活動は、今後さらに広がっていく予感です!