こいのぼり
[平成29年4月21日]
今年も元気に泳いでおります、鯉のぼり。
(青空の写真に変更しました)
毎年のように書いていることですが、私は鯉のぼりが好きです。私はこの寺で生まれ育ちました。境内が広いので、子供の頃は庭先に大きな鯉のぼりがあげられており、それをいつも見上げて育ちました。鯉のぼりが青空に舞い泳ぐ姿を見ると胸が高鳴ります。夢や希望が膨らんで力が湧いてくる気がします。
鯉は滝を登って龍になるのです。立身出世のシンボルとされてきました。天高く鯉のぼりをあげるというのは、子供の未来に対する私達大人の祈りですね。大空に力強く泳ぐこの鯉のぼりのように、どの子もみんな力強く、のびのびと幸せに育ってほしいと思います。
我が家であげられていた鯉のぼりは、やがて保育園で使われるようになりました。その鯉のぼりも古くなり、今のものは更に大きく美しいものに変わりました。子ども達は「大きい!大きい!」と歓声を上げながら、その泳ぐ姿を見上げています。
この季節の青空と爽やかな風に、鯉のぼりは本当によく似合います。
のの様のお庭
[平成29年4月14日]
ここは、のの様のお庭です。
青空と温かく心地よい陽ざし。
桜と春の草花と木々の新緑。
のの様に見守られ、のの様に導かれ。
のびやかな子ども達。
明るく穏やかな先生達。
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小さな子ども達と一緒にほとけ様にお参りする時、手を合わせて「ナムナム」と言います。ナムとは「大切にします」とか「心から敬います」という意味のインドの言葉です。漢字で「南無」と書きますが、これは当て字で字に意味はありません。ちなみにインドでは挨拶で「ナマステ」と言いますが、これはナムの変化形である「ナマス」+「テー(あなた)」です。つまり「あなたを心から敬います」という意味なのです。
ナムナム → ナンナン → ノンノンさま → ののさま
「ののさま」というのは「ほとけさま」のことです。この保育園は、千年以上にわたってずっと大切に守られてきた「ののさまのお庭」です。
ありがたいことです。
春風
[平成29年4月12日]
今日は春らしい温かな日となりました。風が吹いて境内は桜の花吹雪です。
花びらを手のひらいっぱいに集めて感触を楽しんだり、それを風に飛ばしたり。キャーキャー言いながら楽しそうに遊んでいます。バケツ一杯の花びらは、お部屋に持って帰るそうです。
花びら以外にも色々と収集してますね。みんな夢中です。
「先生、カブ。」
えーと………、ノゲシかオニタビラコか、とにかくこれです。子供達は「大きなカブ」のお話が大好きで、これらの葉っぱをカブに見立てているらしいのです。取っては集め取っては集めして、私の所にもたくさん持ってきてくれます。確かにカブっぽいです。(^^)
ある男の子が黄色い花(多分オニタビラコ)を摘んで興奮しながら歩いてきます。
「先生見て、きれい! こういうの集めたかったんだよ!」
3歳児の感性にジーンときちゃいます。
ひとしきり遊んで、それぞれに色々なお宝を収集して、楽しそうにお部屋へ帰って行きました。
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3月に卒園児が植樹したモミジ君。こちらも春風に吹かれて順調に芽吹いています!
つくしんぼう
[平成29年4月11日]
敷地の一角に毎年つくしの出る場所があるんです。今年も楽しみにしていたら、出てました。かわいいな♪
そして、こちらは1歳つくし組。泣いて泣いてまた泣いての日々が続いてます。(^^)
パートさんも事務さんも、とにかく一家総出ならぬ職員総出で抱っこ大会。
「手がもっとたくさん生えていたら、もう全員を抱っこしてあげたいわ。」
「この子が今寂しいんだなって思ったら、1分でも1秒でも長く手を握っていてあげようって思うわよ。」
笑顔とともに温かい愛の言葉が飛び交います。母の愛ではないけれど、母になり代わっての愛が溢れてます。子ども達も頑張ってくれています。お母さん達、今はもうしばらく頑張って早めに迎えに来てあげてくださいね。このスタートの時期を丁寧に子どもに寄り添うことが、今後の一人一人の園生活の安定に必ず繋がっていきます。
こちらはすっかり安定の新4歳。
今日は雨なので、室内で楽しく体操をしていました。
各クラス、新しいお友達を迎えてまだ落ち着かないところもありますが、とりあえず順調にスタートを切っています!