保育園日記

チューリップ

[平成29年12月20日]

昨日年長が遊んでいたテラス前の花壇。今日4歳の子ども達とチューリップの球根を植えました。

 

 

掘った穴に玉ねぎみたいな球根を入れていきます。

 

 

30個植え終わって、水遣りをして終了。

 

私:「これは種じゃなくて球根っていうんだよ。チューリップの赤ちゃん。ここから根っこが出て、芽がでるんだよ。」

子:「なんか玉ねぎみたいだな〜。」

 

子:「いつ咲くの?」

私:「冬が終わって春だな。みんなが年長さんになる頃に咲くよ。」

子:「えー、もう明日咲いて欲しい!」

私:「そうだねー!でも明日は無理だな〜。冬の間は土の中でゆっくり育って、春になったら葉っぱが出てくるよ。」

子:「僕知ってるよ。芽が出て、葉っぱが出て、そして花が咲くんでしょ?」

私:「そうだよ。」

子:「楽しみだね!」と、にっこり(^^)

 

この子達が4月に年長になって新入園児を歓迎する頃、ちょうどきれいな花が咲くと思います。とても楽しみ。

 

この球根は富山から送ってもらったものです。富山はチューリップの生産量日本一とのことです。実は私の母の実家が富山で、いつも秋に球根が送られてきて母が庭に植えていたので、私は小さい頃からチューリップにとても馴染みがあります。でも、保育園に植えたことはなかったな…。しかも自分の手で植えたのも意外に今日が初めてだったかも…と、ふと思いました。お恥ずかしながら。

 

子ども達と一緒に、じっくりと春を待ちたいと思います。

 

※ 本当はもっと早く植えるべきなのですが、色々忙しくて遅くなってしまいました。うまく咲くことを祈ります…。

 

ハサミムシ

[平成29年12月19日]

プール前のシロツメクサの花壇。枠に使用している木が朽ちてボロボロになっているので「新しい木に取り替えたらいいんじゃない?」と、年長男子が組み直し作業をしてくれました。

 

 

ゴリラのまちから良い感じの木を選んできて、

 

 

良い感じに並べてくれています。なかなかセンス良し。

 

でも実はこの花壇、来春には他所へ移動する予定です。ここはいつもシロツメクサが長持ちしないのです。両側にあるカツラの木の影響かな?と思っています。カツラはある物質を出して自分の木の下に他の植物が生えないようにする力を持っているのです。アレロパシーと言います。シロツメクサはそれにやられているのではないかと推測。

 

 

どかした朽ち木の下で、何やらうごめく生き物を発見。

 

 

これです。ハサミムシ。結構大きめ。数匹いました。

 

意外にもほとんどの子がこの虫の名前を知りませんでした。ありゃ、 そうだったっけか?。年中も年長も「園長先生、これなに?!」「怖い!やだ。」と騒いでいます。「お尻にハサミがあるからハサミムシっていうんだよ。」と教えてあげました。

 

ハサミムシは噛んだり刺したりしませんし、ハサミに挟まれても痛くありません。だから全然怖くない虫です。でもこのハサミがちょっと強そうに見えますし、ツヤツヤのボディがクネクネ動くので気持ち悪さも十分です。子供からはわりと怖がられる虫ですね。私は子供の頃から結構好きでしたけど。

 

なので捕まえて、何人かの子の手に乗せてあげました。(^^)

 

 

こちらは年長テラス前の花壇。これもボロくなっていたので数日前から作り直していたのですが、枠の枕木をカスガイで固定したら子供が集まってきて自然に遊びが始まりました。「ドーンじゃんけんぽい」です。お互いによくルールを守りながら、しばらく遊んでいました。その間、作業は中断。

 

 

今日は幼児クラスの体操指導もありました。逆上がりの練習。一人でスイスイできる子もいれば、まだ全くできない子もいます。まあ、逆上がりってのは小学生になってもなかなか難しいものですからね。鉄棒を自分の足でハサミムシみたいに挟んでいる子もいました。笑)

 

逆上がりができなくても別に何も問題はないと思いますが、体全体の筋力や能力が順調に育てば年中後半あたりからできる子はできるようになります。腕の力やバランス感覚、体のコントロール能力次第。今の子はその辺がなかなか育っていないことが多いです…。日頃の遊びを通して、子供達の体の様々な力を全体的に育てていかなければいけないな、と思っています。

 

芋煮

[平成29年12月15日]

昨日の夕方、恒例の芋煮会を行いました。年長の調理した芋煮をお迎えの親子に振る舞って、ひと時を楽しんでもらうという行事です。

 

 

会場を設営し

 

 

テーブルを拭いて

 

 

例年より少し早めの16時30分にスタート。

 

 

まだ時間が早くてお客さんは少なめです。みんな寒いので自然と火に集まります。

 

 

やがてこの状態…。ぬくぬくするとゴロゴロしたくなるってのは、大人も子供も一緒ですね。笑)

 

 

 

 

 

 

 

年長の作った温かな芋煮を皆で味わい、火にあたって、おしゃべりして…。自由で和やかな楽しいひととき。あー、ここに足りないのは「お酒」だけ…… かな〜。(^^) 

 

お遊戯会

[平成29年12月14日]

毎年12月8日は仏教の大切な記念日です。お釈迦さまのおさとりの日です。仏教はお釈迦さまのおさとりによって始まったのですから大切な日です。この日を成道会(じょうどうえ)と呼んでお祝いします。保育園でもそれに合わせて毎年この時期にお遊戯会を開催しています。今年は12月9日(土)に開催しました。1歳は生活の歌、2歳はリトミック、3歳と4歳がそれぞれオペレッタ、5歳はお釈迦さまの劇を発表しました。

 

どのクラスも子供達が生き生きと輝いていて感動的なのですが、全クラスを通して見ると、年齢ごとの成長の度合いをじみじみと感じることができ本当に感動します。

 

 

4歳オペレッタ「3びきのやぎのがらがらどん」のラストシーン。衣装は保護者の協力を得て製作しました。角がそれぞれ個性的です。背景は子供達が色付けをして製作しました。

 

 

大トリは恒例、年長の鼓笛です。今年初めてのお披露目となりました。緊張したはずですが、堂々と素晴らしい演奏を聞かせてくれました。鼓笛はなかなか大変な部分もありますが、子供達はみな演奏が大好きなようです。様々な楽器に触れ、音を味わい、友達と協力して曲を作り上げる楽しさを感じて欲しいと思います。

 

 

そしてこの日はお遊戯会の後にもう一つすごいことがありました。10月の雨で流れた運動会のお遊戯を、4・5歳クラスが発表してくれたのです。

 

今年の運動会は雨のために完全な実施ができませんでした。唯一晴れた水曜日、予定外でしたが急遽「幼児の遊戯だけ」という形で実施を決定しましたので、子どもの姿を見ることができなかった保護者が多くありました。

 

その後どこか夕方に発表の時間を作りお迎えの保護者に見てもらおうと考えていましたが、園は毎日それなりに忙しく、なかなか実現できずにいました。この日はお遊戯会でほとんどの保護者が集まっていましたので発表には良いチャンスです。ちょっと寒いですが、子ども達よくがんばりました。

 

 

年長のソーラン節。疲れにも寒さにも負けず元気一杯です。

 

 

年中児(手前)も大盛り上がりで応援しながら踊っています。

 

 

年中のパラバルーン。こちらも元気ハツラツ。

 

大勢のお客様に囲まれてみんな満足そうな笑顔です。発表が終わると、体がぴょんぴょん飛び跳ねている子がたくさんいました。きっと心が弾んでいるのですね。よかったよかった。

 

おさとりの日、大人にも子どもにも素敵な1日になりました。お釈迦さまのおさとりに感謝です。そして素晴らしい仏縁に導かれてここにある、私たちの「今」に感謝です!

 

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