勉強会
[平成26年9月22日]
昨年度から年間を通じてウレシパモシリの高橋京子先生に自然保育の指導・助言をいただいていますが、先日職員全員で林保育の研修を実施していただきました。
まずは園庭の木を確認。カツラの葉っぱはハスの葉のように水をはじきます。水玉をコロコロ転がしてそれを受け渡していくだけでとても楽しい遊びが完成。葉の上の水玉が宝石のようにきれいで、あちこちから感嘆の声が。
一人ずつ心を込めて林に挨拶。
「葉っぱさん、こんにちは。サラサラサラ〜。」
「林の石ころさーん、こんにちは〜!」
林の中で各々好きな「いのち」を一つ見つけて友達になりましょう。色々話しかけ語り合いながら、その友達をスケッチしてみます。
みんな、思い思いの場所で「いのち」と語り合っています…。
友達には名前を付けます。
その友達をみんなに紹介。夢や悩みもしっかりと語ります。
「この子はね、いつか高い木よりも大きくなって、雲に手がとどくまでになるのが夢なんだ。」
今回は林にある一つのいのちに注目し、そのいのちとじっくり向き合うという研修内容でした。これがなかなか良い!私が選んだのは大きめのキノコ。彼(?)をスケッチしてゆっくり語り合うと、細かな彼の特徴に気付いて興味が深まっていき、やがて本当に彼の気持ちや夢までもが聞こえてくるような気分になりました。林にある全てのいのちが、同じようにそれぞれの道を生きていて、色んなことを語りかけてくれていることに気付かされる研修でした。大人のちょっとした声掛けで、子どもも自然物と語り合うことができるようになり、それは自然の小さな特徴や変化に驚き感動する繊細な眼や心を養うきっかけになるでしょう。
静かに林に佇んでいると風や木漏れ日がとても気持ちよく、ここがどれほど素晴らしい環境であるかということにも改めて気付かされました。
高橋先生の研修は、自然環境と子育てを自然な形で楽しみながらつないでくれる素晴らしい内容で、いつもたくさんの感動をもらっています。10月にはこちらで一般向けの研修会(大人対象)も行われるようです。ご興味ある方はぜひどうぞ!
過去の一般向け研修↓