保育園日記

先祖を敬う

[平成26年9月23日]

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今日は秋分の日、秋のお彼岸のお中日です。

秋分の日はいわゆる国民の祝日ですが、法律で「先祖をうやまい、なくなった人を偲ぶ日」と定められているのをご存知でしょうか。ちなみに春分の日(春彼岸の中日)は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」と定められています。つまりお彼岸のお中日は、春秋どちらも、いのちを見つめ慈しむ心を養うために定められた祝日だと言って良いと思います。

私には父と母が一人ずついます。その父と母にもそれぞれ父と母が一人ずついます。両親と双方の祖父母で合計6人。これが10代遡ると2046人、20代で200万人、30代で20億人になります。もしその中の誰か1人でも欠けてしまうと、それ以降の命の繋がりは全部崩れて、今私はここにいないということになります。

私の命も、私の心も、30代遡って20億人の全ての人の命と心が、途切れることなくずっと繋がって作られてきたものです。なんとすごいことでしょう。

お彼岸にはぜひお墓参りをしてください。子ども達と一緒に。そしてそんな命の繋がりを静かに見つめ直してみてください。今ここにこうして生まれ生きていることが、どれほど貴重で尊いことか、改めてしみじみと感じられるはずです。

 

※ 写真は身延山の修行風景です

 

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