えんちょう公園
[平成27年6月26日]
大きなケヤキの丸太を積み上げたこの場所、すっかり子ども達の遊び場として定着しました。去年の年長が「えんちょう公園」と名付けました。「園長先生が作ってくれた公園だから」だそうです。
近所でケヤキが伐採される話を聞きつけ、「貰えませんか?」と尋ねたらOKとなり、園庭に運んでもらったものです。使い道を決め切れずに仮置きしているだけなのですが、こういう場所が子どもは大好きです。みんな登りたそうだったので、金具で固定して自由に登って良いことにしたわけです。
「出発!」
手に持っている丸太は、ハンドルです。
田んぼに放しているメダカを狙うのか、最近カラスが田んぼを荒らします。
年長が手作りのカカシやカラス除けを設置。銀紙がキラキラ反射。果たして効果のほどは…?
中学生が遊びに来てくれています。
近所の公立保育園と交流試合をする話が持ち上がり、最近ドッチボールを始めました。結構盛り上がってます!
もずく
[平成27年6月25日]
プール田んぼ、今のところ順調。(だと思います)
で、現在かなりの藻が発生中…。
それがこちら。収穫(?)後、「捨てないで!」と子ども達。
濯ぐと、とってもきれいな緑色になります。
濯いで絞っての繰り返し。
「〇〇ちゃん、一緒にもずく作ろうね♪」と、楽しそうです。
へび
[平成27年6月22日]
と言っていたら(前記事)、本日早速遭遇しました…。
ジャジャーン! 「アオダイショウ」
子ども達、しばし固まる。みんな口がポカーンと開いてます。
一度網で捕まえて子ども達に見せてから放すと、地面をスルスルと滑るように逃げていきます。
「うわ、長い!」
子ども達にドドドッと追いかけられ、あっという間に木の上に。
「どこ行った?」
「あそこ、あそこ!」
「園長先生、早く、早く捕まえて!」
「いや、さすがに園長先生もちょっと怖いんだな〜…。」苦笑
とにかく、リアルなヘビを初めて間近に見た感じの子ども達。相当興奮してました。ヘビの動きって本当に神秘的です。子ども達と見られてよかったー!
今年園庭に植えたばかりのヤマモモ。なんと早速赤い実が生りました。たった一つですが、嬉しい!
「リンゴみたいな匂いがする!」
ナイフで小さく切り分けて、みんなで味わってみます。
「ううう…、ペッペッペ!(酸っぱいの意)」
「私、おいしい!もっと食べたい!」
色んな感想が。きっと来年はもっとたくさん生るでしょう。
楽しみです。
カッコウ
[平成27年6月19日]
今週の月曜日は真夏のような暑い日でした。で、早速今季の初プーと相成りました。6月半ばにこのカッコウ。ちょっと気が早いような気もしますが、子ども達は大はしゃぎです。
ところで最近、園周辺で「ある鳥」がしきりに鳴いていました。その声を動画に撮ることができましたのでご紹介してみます。(姿は映っていません。声のみ。)
こちら(YouTube)
いかがでしょう? 私が子どもの頃は学校帰りなどによく鳴いているのを耳にしましたが、考えてみると最近あまり聞いていなかったような気がします。哀愁漂う懐かしい声。彼らは「托卵」というちょっとすごい方法で子育てをするらしく、この声を聞くとどこか切ない気分になります。
寺の境内は季節になるとウグイスがよく鳴きますし、コゲラ(小型のキツツキ)やツミ(猛禽類、タカの仲間)なども見かけます。数はかなり減りましたがガマガエルも健在ですし、それを狙うアオダイショウも元気です。ただ、こうした生き物達と遭遇するチャンスを、なかなか園児と共有できないのが残念です。子ども達が賑やかに遊んでいる間、彼らはそっと影を潜めているのかもしれません。
これからの季節、境内で必ず出会える野生の神秘が一つあります。それは夏の夕暮れ時にやってきます。懐中電灯を点けて境内を散歩すると、地面に空いた小さな穴からジッと顔を出している虫を発見できます。セミの幼虫です。穴から様子をうかがう姿に出会うと、それだけで結構感動するのです。私はこの探検を「お寺のナイトサファリ」と呼んでいます。(決して肝だめしのことではありません!笑)
無神経に近づくと、彼らはすぐに穴の中に引っ込んで姿を隠してしまいます。そっと近づいて辛抱強く待っていると、やがて穴から出てきて地面をゆっくり歩き、身近な木に登って夜中の間に時間をかけて羽化するのです。これをずっと観察し続けるのは子どもにはちょっと厳しいですが、エメラルドグリーンの羽がゆっくりと広がっていく様子は、これまた感動します。幼虫を発見したらあまり刺激しないように一匹捕まえて、家の網戸などで羽化させるのも面白いですね。
今年の夏、子ども達とナイトサファリへ出かけてみましょう。但し、すごい勢いで蚊に刺されますので、カッコウには充分ご注意ください!
カッコー カッコー カッコー ………(哀愁)