やさしい色
[平成27年6月15日]
本日、年長さんが草木染めに挑戦しました。4月のアトリエ活動で絵の具を使って「色」を思う存分楽しんだ子ども達ですが、今度は身近にある草木を使って自然の色を楽しみます!
草木染めはやっぱり光沢のあるシルクが一番ということで、贅沢に1人一枚ずつハンカチ大のシルクを用意。実はこれ、お坊さんの袈裟衣の生地をハサミで切ったものです。お寺にはこういうお宝がザクザク眠っていたりするわけです。
「ほら、これ園長先生の匂いがするよ。」と、子ども。
え…?
お香の匂いってことでしょうか?
ならいいですけど! 笑
栗のイガ、アカネ、タマネギの皮、クワの葉、クチナシの実。全部で5種類。
絞り染めにしたい子は、輪ゴムで布を縛ります。
ゆっくり丁寧に煮汁につけ込み、最後にミョウバンなどを使って色留めをします。
「見て!色が濃くなった!」
「わ、カッコいい色になった!」
おー、もう既にきれい!
流水で煮汁をよく洗い流します。
そして、完成!
「見て見て!」
「あ、○○ちゃん似合うよ!」
あちこちで上がる歓声。
一人ひとり、自分の好きな色を染めました。
それは自然がくれた贈り物。
柔らかく透き通るようなやさしい色でした。