素材、教材。
[平成28年10月16日]
運動会が終わり、少しのんびりした気分で寺の敷地内を(林を中心に)散策しました。改めて気づきます。ここはやっぱり宝の山。でも、これらを生かすも殺すも園の方針や保育者の感性次第です。
クサギの実。きれいな青い色水を作ることができます。アイと同じように青い染物が可能。今、年長の担任が何かを企んでいるようです。(^^)
アカメガシワに絡まるムカゴ
おやつに食べちゃいます。
色づき始めたみかん。年長が収穫します。
栗。あ〜、もう終わりですね。
超巨大なジョロウグモ!
クズの蔓には事欠きません。つい最近テント作りにも使いましたが、カゴも作りたいな。でも編み方が子供にはやや難しい…。
そしてこんなのも発見。わお!これにはさすがの私も初めて気付きました。笑)きれいです。
という風に、とにかく宝の山です。保育教材の宝庫。色、形、手触り、匂い、それぞれみんな違ってとても楽しく興味深いです。
稲刈りが年に一度、桜の花も年に一度。それと同じようにほとんどの自然素材はそれぞれ年に一度の特定の時期にしか手に入りません。だから、今を逃すと次は1年後です。そう考えると子供達がこれらの自然素材に出会えるのは、5年保育の子でそれぞれ最大5回ということになります。あー、もったいない!そしてこれら自然素材によって五感を刺激されることが、乳幼児期の子供の成長発達のためにとても重要なのですから本当に貴重なチャンスということになります。自然の中に生きる私達にとって、季節の移り変わりの毎日一つ一つが、全て貴重なチャンスの連続です。
子供と共に日々の自然の変化を全身で感じながら、その時期その時期の素材を存分に活かして楽しめる保育園に、これからもっともっとなっていきたい!と改めて思いました。