水の遊び(2)氷編
[平成29年9月27日]
4歳の水の遊び、本編の始まり!
まずは氷編です。
「アイス・フラワリウム」…… たった今、私がそう名付けました。
ドライバーとトンカチで氷を割る!
まるで宝石
見てよし、触ってよし。割ってよし、解けてよし。
まるで孫みたいです。
(来てよし、帰ってよし…。て、若者には通じません!)
氷河期発掘調査隊の皆様
お忙しそうです
石とか葉っぱが封じ込められています
割った氷を容器に入れて
眺めるだけで心が楽しくなります。
これは今回担任によって発明?された超絶オリジナル遊びです。おそらくどこの幼稚園・保育園でも、こんなことはやってないでしょう。子供達と一緒に牛乳パックやプラコップなどに水を入れ、そこに花びら、葉っぱ、木の実、石などを投入。色水だけの場合もあります。それを冷凍庫で凍らせて、カチコチになったやつを割る!という遊び。すごい発想。でもとても面白いし、とてもきれいで素敵です。先日の会議で提案され実物を見せられた時、驚くと同時にそのきれいさに溜め息が出ました。
そして子供達、実際に夢中です。(今日までに既に何度か実施済。)
冷たい。きれい。解けた。出てきた。
子供の喜びはそれぞれです。水が氷になってまた水に戻る変化を楽しみ、氷の冷たさや滑る感触を味わい、道具を使ってカチ割る醍醐味を満喫し、埋蔵品の発掘に心を躍らせ、氷の輝きや透き通った美しさに目を奪われ、遊びは進んでいきました。
ある女の子は、割った氷が解けていく様子にとても心を動かされたようで、嬉しそうに、満足そうに、何度も「氷が解けた。」と笑顔で話していました。その女の子の姿は、そばで活動を見守っていた1年目の保育者の心にも感動をもたらしたようです。
「氷が解ける」というのは、大人にとっては他愛もないことかもしれません。でも子供はそれをじっと見つめ、感じ、その不思議を味わうのです。そして脳ミソに刻み、心に刻むのです。驚き、発見、喜びの一つ一つを積み重ね、子供は豊かになっていきます。私達保育者は、いつもその子供達の思いに寄り添い、共に味わう存在でいたいと思います。
つづく。(直虎のナレーション風)