保育園日記

ケロちゃんの本

[平成29年10月13日]

 

この5年間、うちの園の保育に様々な助言をいただきながら共に歩んできた高橋京子先生(ウレシパモシリ 保育と自然をつなぐ研究会 代表 / 通称:ケロちゃん)の本が遂に出版されました!

 

「決定版! 12か月の自然あそび87」(新星出版社)

 

この出版にあたり、妙福寺保育園もちょっぴり(いや、たっぷり?笑)協力させていただきました。現場の保育者向けに作られた本ですが、フルカラーで写真満載、遊びと子育てのヒントに溢れていますので、乳幼児期の子どもを持つ一般家庭でも十分楽しめると思います。ぜひ手にとってご覧いただきたいです!

 

 

 

 

高橋先生の遊びは、私たちの何気ない日常の一番身近なところにどれほど素晴らしい自然が溢れているか、そしてそれがどれほどの宝の山かということに気づかせてくれます。この本に載っている遊びを楽しむうちに、子供たちは身の回りの自然に関心や感性がどんどん向くようになり、そこからさらに自分たちの遊びを主体的に発展させていくようになります。保育園の毎日を本当に豊かにしてくれるのです。

 

 

 

 

高橋先生の真骨頂は、なんと言っても自然の多様性を愛し、子ども(というか、人間)の多様性を愛し、その尊さを信じ楽しむ心です。先生の思いの本質はこの本の巻頭言をお読みいただければ分かりますが、いつも「子ども」という自然を丸ごと受け止め、見守り、寄り添い、そして楽しむ心に溢れています。高橋先生がそばにいると、なぜか子どもも大人もみんな生き生きしてくるのです。その辺に転がっていた何でもない石ころや葉っぱ、水たまりや蜘蛛の巣、風の音や雨粒が、どういうわけかすごく素敵な宝物に見えてきてつい夢中になり、新しい遊びや発想がどんどん生まれてくるのです。そして最後はとても満たされた気分になって、不思議と元気になるのです。

 

 

 

 

自然って素晴らしい、子どもって素晴らしい、人間って素晴らしいな!と、私は高橋先生と出会ってからより深く感じるようになりました。果たしてこの本でそこまで味わっていただけるか分かりませんが、少なくともその入り口にはなると思います。一見、自然物を使って大人が提供する遊びのネタ本のような印象を受けるかもしれませんが、たとえそうだとしても、とにかく自然を愛し子どもを愛する心の裾野を大きく広げる可能性のある本だと思います。

 

 

 

 

内容や装丁など、出版社の意向と先生の思いとのすり合わせでなかなか苦労したようですが、とにかく今回の初出版を心からお祝いします!

 

皆さん、よかったらぜひ買ってみてください!

 

 

 

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