保育園日記

ルール作り

[平成29年11月25日]

 

先日乗り物を新調して以降、ストライダーをはじめとする乗り物のブームが続いています。特に乗り物に乗って築山を勢い良く駆け降りる遊びが流行っていて、子供達は毎日のように山で遊んでいます。ちょっと驚いたのは、年長や年中に混じって年少(3歳)の子もかなり上手に山を駆け降りていることです。なかなかすごい。でも、やはり危なく感じる場面があります。

 

例えば、3歳が少し慎重に山をかけ降りている時に4歳が向かい側から勢いよく駆け上ってきて正面衝突しそうになったり、誰かが山を降りているところへ横道から急に飛び出してぶつかったり、前の子が出た後に間隔を空けずにすぐ飛び出して後ろから衝突して転んだり…。白線を引いて一方通行に規制すればみんなそれに従いますし、大人がそばでいちいち声掛けをすればちゃんと気をつけて遊ぶことができますが、白線や規制がなく大人の声がけもないとすぐに秩序が乱れてしまいます。それは、子供達の中にまだ主体的なルールの感覚がないからです。

 

そこで職員会議で少し話し合いました。担任達の話から分かったことは、実は3歳が山を降りるのは今日が初めてくらいで担任も驚いているということ、少人数なら大丈夫でも大人数になると勢いが増して色々抑制が効かなくなって危ないと感じていること、4歳でも最近「ストライダー鬼ごっこ」という新しい遊びが生まれたり、ストライダーをわざとぶつけ合うような乱暴な遊びが増えたので、危険行為はその都度注意しているということなどでした。

 

 

 

これまでかなり自由に遊ばせてきました。それは子供達の遊び方をよく観察するためでした。そして今、どんなルールを作っていけば良いのかがだんだん見えてきたように思います。そろそろ統一ルール、意識作りが必要かも知れません。

 

 

 

変に規制しすぎると遊びがつまらなくなってしまいますので、ある程度ゆるやかで且つ適切なルールを定め、子供達が主体的にそのルールを守りながら、豊かな発想や冒険心を失わずに楽しめる状況にもっていきたいなと考えています。

 

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