保育園日記

台風24号

[平成30年10月1日]

台風24号。またも被害甚大です。8月27日のゲリラ暴風雨と9月4日の台風21号のダブル攻撃で完全にノックアウトされていた妙福寺なのですが、さらに追い討ちをかけるような今回の台風。もう、どうなっちゃってんの?!ですよ、ホントに。

 

 

園庭のヤマモモ…。でも、なんとか助けらるみたいです!

 

 

本堂前のケヤキの大木のてっぺん付近の枝が、ボッキボキに折れて何本も落下。写真では分かりづらいですがチェーンソーでなければ無理なほどの太い枝が何本もあります。恐ろしや…。

 

 

林(第二園庭)の杉の木。こちらもボッキリ!

 

 

恐る恐る塀の外を見てみると……、キャ〜!!

 

倒れた3本の木がクロスしながら電線に引っかかり、かろうじてお隣さんのお家を壊さずに済んでます…。おいおい、頼むぜよ〜。涙

 

林の木は合計5本、根こそぎ倒れました…。

 

 

ちなみにこちらは前回の被害…。本当に強烈です。

 

 

住職園長の苦労、多少でもお分かりいただけましたでしょうか…? 義援金は保育園事務所にて受け付けております。(^^)

 

 

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といった感じではありますが、台風は子供達に素晴らしいプレゼントを届けてくれたりもするので、台風の後はなんだかワクワクしちゃう部分もあるんです。

 

 

ボッキリ折れた参道の松から切り取った枝。

 

 

モシャモシャのみずみずしい松葉。新鮮な松というのは、なかなかの贅沢です。ぜひ花瓶に挿して各部屋に飾ってほしいな。もちろん遊びにもバンバン使えます。

 

 

ヘルメットで作業中の私に4歳女子ーズが声をかけてきました。「園長先生、工事のおじさん?」 はい、工事のおじさんです。笑

 

私:「その枝(写真右)のさ、切った丸いところの匂いを嗅いでごらん。いい匂いがするよ。」

 

女子:「あ、いい匂い!」

 

別の女子:「虫よけの匂いだ!」

 

最近の子供たちは、スースーする匂いを嗅ぐとすぐに「虫よけ」と言います。可愛い発言ではありますが、なんとなく「う〜ん、これでいいのだろうか…?」って気持ちにもなったりします。それはともかく、松の丸太は松ヤニのお陰でスースーしたいい匂いがするのです。松ヤニはノコギリにこびりついて切っている時の滑りが悪くなるし、なかなか取れないので結構厄介なのですがね。

 

 

切り口。年輪のところからベタベタした松ヤニが浸み出します。

 

 

 

 

 

 

 

スースーと言えばこちらも豊作。境内のどまんなか、カヤの実です。とってもスースーします。松ヤニとはまた違ったスースー。あなたはどちらがお好みですか?ぜひ嗅ぎに来てください。

 

 

これも大豊作。こいつは全然スースーしませんぜ!

 

 

でもやっぱり最高のプレゼント。これから子供達の作業が始まりますね。秋の味覚、ぎんなんです。新鮮なぎんなんは透き通った緑色で、まるで宝石のようにきれいなんです。味は甘みがあって子供たちも大好きです。

 

 

秋の虫も色々と豊富なようです。

 

 

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自然は恐ろしく、同時に、自然は楽しいです。前回の台風も今回の台風もお寺としては被害が甚大ではありましたが、幸いなことに怪我人などはありませんでした。仏天のご加護でしょうか。安全を確認できたら、一目散で台風のプレゼントをもらいに行きましょう。今は運動会前の忙しい時期ではありますが、日々変化する自然の営みを存分に味わいながら過ごしていきたいです。

 

 

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