保育園日記

サラサラ君

[平成30年11月30日]

砂遊び泥遊びは子供達の専売特許みたいなもの。砂場やその周辺では毎日様々な遊びが豊かに展開されています。

 

 

「えー、何やってるの?」と声をかけると、

 

 

「サラサラ君だよ。気持ちいいよ。」と教えてくれました。触ってみると本当にサラッサラで、ひんやり冷たくて最高です。大人の私も触っているだけで指先から全身が癒されていく感じ…。

 

 

「こっちはツブツブ君。」

 

この子はサラサラ君の中に手を埋めたり上からかけたりして、その感触をずっと楽しんでいました。砂をふるいにかけて遊んでいるのでした。

 

 

そうやって分類された土や砂を使い、泥だんごも色々なバリエーションが作られていきます。

 

 

テラスにはガッチガチの土の塊もありました。「ゴツゴツ君」と、たった今私が命名。本当にゴッツゴツ、ガッチガチなんです。

 

 

朽ち木の破片をおろし器にかけ、

 

 

出来上がった粉を

 

 

カップにストック。これはこれでまたしっとりサラサラです。

 

 

 

 

ふとその横を見ると、丸太で仕切られた基地のようなものができています。

 

 

「丸太がいいね。」と声をかけると「これ、なんだと思う?」と聞かれたので、「うーん、お家かな。」と答えると「違うよ、ゲームセンターだよ!」と答えが返ってきました。

 

ゲームセンター?

 

 

バケツに汲んだ砂を太鼓橋の上からこぼします。すると下にある机の板の合わせ目から細かい砂が地面にこぼれ落ちていきます。

 

 

それをバケツでキャッチする、というゲーム。

 

 

溜まった砂はロープで再び太鼓橋の上へと引き上げられていきます。いやはや、子供達は遊びの天才ですね。

 

 

しかしまぁ…、ものっすごいアナログなゲームセンターです。笑

 

 

砂遊びや泥遊びが子供の専売特許と最初に書きましたが、それは人生90年時代とまで言われるようになった現代にあっても、土や砂をこんなに無心にいじって遊ぶのは乳幼児期の数年間だけのことだからです。小学校以降は、成長するにつれてこうした姿がだんだん見られなくなっていきます。この時期の子供は汚れることを気にしません。なぜなら服を汚さないように気を遣うことよりも全身を使って自然と戯れて遊ぶことを脳が要求しているからです。

 

こういう遊びは子供の五感を豊かに刺激します。五感の刺激は子供の脳の形成に大きな影響を及ぼします。人間の脳は3歳頃までに80%、6歳頃までに90%完成すると言われていますが、脳がものすごい勢いで発達するこの時期は、本能的に様々な刺激を求め自分の中にそれを取り込む時期なのです。子供の体は脳のアンテナです。アンテナで感じ取った感触や匂いなどの刺激や体験は、全て脳の中に信号として取り込まれ蓄積されていきます。大人になった後に物事を考えたり想像したりする力は、その信号の数によると言われています。五感の遊びの体験が多いほど信号の数が増え、物事を考えたり解決したりする力が高く深くなるというわけです。つまりそれは生きる力が強くなるということです。保育園の子供達は今、将来にわたって強く生きていくための基礎体力を本能的に蓄えようとしているのです。大人はそれを認め、その環境を保障してあげなければいけません。何度も書いていることですが、これは保育の根本、子供の教育の根本です。

 

 

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と、また話が長くなってきたので気をつけます。実は今日の午前中はお遊戯会の総リハーサルでした。どのクラスも素晴らしい仕上がり!

 

 

 

 

成道会はもうすぐです。本番をどうぞお楽しみに!   

 

乗り物に挑戦

[平成30年11月29日]

11月の誕生会の後、3歳クラスは乗り物に集中していました。

 

 

まるで工事車両です。かっちょいい!

 

 

ただでさえ重い三輪車が余計重そうです…。漕ぎ出しにかなり苦労してましたが、一度走り出すとその後は順調。

 

 

これは園の乗り物の中で最も難しい一台と言って良いかもしれません。2輪で、しかもペダルが前輪に付いています。うまく漕がないとハンドルがフラついて前に進むことができません。年長でも乗りこなすのが意外と難しいのです。この子は年少ですが、何度も何度もチャレンジして少し進むことができるようになっていました。あともう少しで漕ぎ続けることができるようになりそうです。すごい。

 

 

漕ぐ方も押す方も、どちらも楽しそうです。

 

 

子供の体格に対してジープが大きく重いので、漕ぎ進むのがとても大変です。それでもゆっくりと足に力を込めて静かに進んでいきました。

 

 

おっと、これは…? 楽しそうです。笑)

 

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